ナホさんのブログ

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父なる証明 2

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テーマ:小説 > 妄想

2016/11/27 22:43:38

  • 2

奴は続けた。
「俺は無料ボランティアをやるほどお人好しじゃないけど、お値打ちボランティアなら許容範囲だし」
この上から目線。私も最初は騙されたけど、素敵なおじ様の外面の下には、人でなしの素顔があるんだな。
「家事は今まで通りで十分だ。学費は全部出す、生活費も全部出す。加えて俺の欲望を充たせば手当も出す」
「はあ?それって愛人契約とかですか?だったら、そういうものを欲しがる他のお金のない若い子に持ちかけてください。
自分の母親のパートナーと関係なんか持ちたくありません」
「じゃあ、母親のパートナーでなければいいのか?
母親はもう死んだんだから、関係ないだろ」
「ふざけんな!」怒鳴ってしまった。
「私がお母さんと二人きりでどんな思いで生きて来たか、お母さんは足手まといになるだろう子供を見捨てないで、私を守って養ってくれたのに、裏切れないです」
もう、話すらしたくない。
私は、今日は受験日でもないし、もう今日の予定などどうでもよくなって、部屋に戻って鍵をかけて閉じこもろうとした。
また、奴は腕をつかんできた。

「じゃあ、そのお前を守ったお母さんがどんな女だったか、教えてやろう」
どういう意味なんだ。
「お前のお母さんは、最高の淫乱だったんだ」
衝撃のフレーズに、私は自分の部屋のドアノブを回す事を忘れてしまっていた。

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