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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)173

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/25 22:42:46

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それからしばらくして


彼女である《美優》ちゃんが
諒太と楽しそうに下校する姿を目撃した。



あの人が…彼女なんだ。



美優ちゃんは


良くも悪くも《普通》の女の子だった。



以前告白された女の子が
物凄く可愛かっただけに
正直……驚きだった。


でも、可愛い子を断って
彼女を選んだって事は

外見だけじゃなくて
中身も好きになったんだな…と
そんな風に思えて
諒太らしいな…と思った。



皮肉な事に
美優ちゃんと付き合うようになってから
諒太は、私とも普通に喋るようになった。



今まで通りの
優しくて楽しい諒太。


いやむしろ、私といた頃よりも
楽しそうにも…見えた。


彼女と付き合い始めてから
顔つきも徐々に格好良くなって


あまり目立たなかった人なのに
下級生からも
声をかけられるようになった。


ますます素敵になっていく彼に
思いを断つ事が出来なくて


私は、未練がましく
ずっと片思いを続けていた。



そんなある日の事



こともあろうに
彼は、彼女を私に紹介すると言い出した。



「いいよ…別に。

彼女、嫌がるよ……きっと。」


「美優が会いたがっているの。」


「え?」


彼女とは
クラスも一緒になった事はなく

目立つ子ではないので
全く接点はなかった。


全然乗り気じゃなかったし
複雑な思いで構えていたけれど


想像以上に彼女は優しくていい人で
私にもとても好意的だった。


私が諒太と仲良くしていても
いつもニコニコしていて


私が何か困っていると
すぐにフォローしてくれて



正直…


非の打ち所がない女の子だった。


だからこそ、私の心の中は複雑だった。


表向きは仲良く出来たけれど


諒太と彼女を見る度に


彼の笑顔の横にいつもいられるのは
私じゃないんだ…と


そう思うだけで、悲しみが押し寄せて


2人の前ではいつも笑っていたけれど


心の中ではずっと泣いていた。



美優ちゃんが
嫌な子だったら良かったのに、、、、


そしたら、彼女から奪おうとか
そう思えたのに、、、、、、


憎む事が出来たのに、、、、



でも、彼女は本当にいい子で


私にもとても優しくて


私が諒太と仲良くしていても
文句も言わなくて、、、


だからこそ、ぶつける場所がなくて、、


彼女に対して
心の底から好意的に
接する事が出来ない自分が
とても嫌で、、、


中学を卒業するまでの間
私は…ずっと



嫉妬と罪悪感に



苦しみ続けた。





*

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