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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)172

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/25 17:24:02

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「……諒太、あのね



私……ずっと謝りたい事があって。」



「謝りたい事?」



「……うん。



諒太の事、好きになる
モノ好きもいたもんだね…って、、、


前に…酷い事言ったでしょ?



その事……ずっと、気になってて…」



突然、何を言い出すのかと
思ったのだろうか?



彼は目を大きく見開き
驚いた顔をした。



「あぁ…


あれは確かに
めちゃくちゃショックだった。


しばらく立ち直れなかった(笑)」



「今更だけど、、、


本当に……ごめんなさい。」



私は…深く頭を下げた。



「いやいや、本当の事だし。


図星だったから凹んだんだよ。」



笑いながら
少し柔らかい顔つきになる諒太。


その優しい表情に


やっぱり彼が好きなのだと


痛いほどに実感する。



でももう…彼は


別の人のもので…


そう思うと…切なくなる。




「違うの…

あれは本心じゃなかった。



意地悪な言い方されたから、、、

つい、口から出ちゃって……



諒太は…


私の知ってる男の中では


一番いい男だよ。




だから…



諒太の事を好きになった彼女さんは



物好きなんかじゃなくて…



人を見る目がある…



素敵な人だと思うよ。」



自分で自分が何を言っているのか
訳がわからなかった。


でも…


心の底から思っている事を



正直に伝えた。





彼はとても驚いた顔をして


そして…


「……なんか、、、


まゆにそう言って貰えると


スゲー嬉しい。」




そう言いながら


少し……涙ぐんでいた。



「諒太…?」



昔から強がりで

 
彼が泣いている所なんて
一度も見た事がなかったから





正直…驚いた。



まるで私の代わりに
泣いてくれているかのようで



でも、そのお陰で



私は、涙を抑える事が出来た。



「まゆもさ……


好きな奴とうまくいくといいな。」


「え?」


「お前ならきっと…うまくいくよ。


まゆも…


俺が知ってる女の中では


世界で一番いい女だからさ。


俺が保障する。」



ポンと優しく頭を叩かれ
全身が熱くなった。


油断すると…


涙が零れ落ちそうで
ぐっとこらえた。



一番って、、、、



一番は彼女さんでしょ?



そう突っ込もうと思ったけれど


彼の言葉が素直に嬉しくて



好きな人なんていないよ…と
誤解を解きたかったけれど


胸がいっぱいで


もう何も言えなかった。



「じゃ…俺、帰るな。」


「あ…うん。」


「これからも…よろしくな。」


「これから?」


「俺達…幼なじみだからさ

これからも変わらないだろ?」


「…あ、うん。


でも、あんまり仲良くし過ぎると
 
彼女さんが嫌な気持ちになるから

程々にするよ。」



「大丈夫。まゆの事は知ってるから。」




知ってる?…何を?



……てっきり


彼女が出来たから
もう俺には関わるな……って
言われる事を覚悟していた。


でも…



《これからもよろしくな…》




その一言に



何故だかとても…救われていた。






*

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