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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)171

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/25 12:33:08

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その時の事は
今でもはっきりと覚えている。


あまりのショックに動揺し
固まる私


そんな私を見て、困った顔の諒太


気まずい空気が漂い
お互いに無言になった。


「いつ……から?」


「え?」


「いつから…付き合ってるの?」


「返事をしたのは一昨日だよ。


告白されたのは1ヶ月前。」



「1ヶ月前って、、、


前に告白された女の子とは違う人?」



「……うん。」


私の知らない間に


別の女の子にも告白されていたんだ…


もしかして


私が近くにいなくなったから…
彼に近づく女の子が増えたの?


モヤモヤと色々な気持ちが駆け巡り
頭の中が混乱する。


1ヶ月前に告白されて
直ぐに返事をしなかったって事は


思いつきとか
その場の雰囲気とかではなく


諒太なりにゆっくり考えて
きちんと出した結論なのだろう。


もう…私が入り込める隙なんて




……ない



私の様子がおかしいせいか
困った顔の諒太。


こんなんじゃ…ダメ……


彼を困らせてしまう…


そう思って私は
無理をして笑顔を作った。



「もう、びっくりして


思わずフリーズしちゃったよ!


良かったね!おめでとう!」



思いっきり笑顔を作った。




情けないけれど


精一杯の笑顔で強がってみた。



泣いちゃダメ。



彼の前では…絶対に泣いちゃダメ。



じんわりと目の縁に涙が溜まり
誤魔化すように、ゴシゴシと拭き取る。



振られる事だって
想定していたのだから…


その時の為に


言う言葉だって
シュミレーションしていたのだから



彼が部屋を出ていくまで…



最後まで…我慢しなきゃ…



そして…伝えなきゃ…



彼女のいる人に



私の気持ちなんて…言えないけれど



もう1つ


彼に言いたい事があったから…



それだけは、きちんと言わなきゃ…



静かに目を閉じ大きく呼吸をする。



必死に気持ちを切り替え



ゆっくり目を開けて、彼を見つめた。







*

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