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ユキさんのブログ

エンディング♪世界が終わるまでは〜♪のとこをYSB登場選手に置き換えると萌えてしまう

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高校3年生 書かなかったラブレター

しおりをはさむ

テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/25 00:17:55

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  • 12

私は何かにくっ付いて眠りたい

広いところで大の字では寝られない

毛布にくるまって
壁にくっついて
小さくなりたい

だから先生の抱っこで眠るのは安心する

監督に絡まれて眠るのも安心する


この身動き取れない挟まれた感じも

なんだか妙に


落ち着く





ぼやーっと眼が覚めると
知らない部屋の景色
食器のカチャカチャ鳴る台所の音
鼻先をモジョモジョくすぐるのは髪の毛?
足は重たくがんじがらめ
枕がいつもよりゴツくて痛い
なんか柔らかくていい匂い

「あんたどこ触ってんのよ」
「ん…あ…そっかさやだ…」
「2人とも起きてるじゃん…」

部屋と部屋の間の襖は開けっぱなしで
少し頭を上げてみると
先生がコーヒーを飲んでるのが見えた

「ってことは…」

チーン…

「トドじゃん…」
「あんたよく旦那様の前で
 そんなことできるわね」
私の向こうのトドのデコを
さやはペチッといい音で叩いた



昨日の夜
大人はなんか楽しそうに順調に缶を空けて
青い綺麗な瓶に入ったお酒を飲みだした頃には
私とさやとトドはこっちの部屋で
ベッドに潜り込んで
布団の中で携帯の灯りをぼんやりつけて

「でな、俺が音のする方に行ってみると…」
「やだ…なに?」
「溜めないでサッサと言ってよ!
 怖いじゃん!」
って怖い話なんか始めたり

「かなぶーの初彼って紫藤先生?」
「ん〜…いやどうなん?
 あれは両思いだっただけ?」
「手つないで帰れば
 付き合ってるようなもんじゃん」
「普通休み時間に会いにいかない」
「そっか…
 じゃあそうちゃんが初彼か
 初チューもそうちゃんだし!」
「チューまでしてたら
 それは付き合ってるって言う」
「なんだよ、かなぶー嬉しそう」
全部話せた訳じゃないけど
なんだか妙に嬉しかったり
先生が初めてじゃなくってよ

って恋話からの
「ルミちゃんち行きにくくてさ…」
「よく家でやれるね」
「かな、普通の高校生は
 そうやって親の目を盗むしかないの」
「声も出さずしずーーかに」
「えぇそんなの嫌だ〜」
「ルミちゃん就職でしょ?
 一人暮らしすればいいじゃん」
「俺こっちいないし」
「あそっか」
「遠距離?」
「その前に別れる」
「え…なんで?」
「なに急にぶっ込むのよ」
「だってさ、かなぶー休みある?」
「…ないと思う」
「会えなくなるのにいつまでも縛っとけない
 将来を約束出来るわけでもないし
 卒業するまで待っててなんて言えんし」
「かなが泣くことないよ」
「かなぶーのせいじゃない
 俺ね、大学は全てを
 野球に注ぐことにしたから
 長い人生の4年間くらい
 何か1つに全力疾走!」
「藤堂ちょっと見直した、カッコいい」
「だろ?」
「合コン三昧」
「だろ?!」

って布団かぶったまま色々高校生トークしてたら3人いつの間にか寝てた
先生たちが何時まで飲んでどうしてたのか
知らない


「紫藤先生トド触ってるよ〜」
「これ寝たふりじゃない?」
「ホント、起きたら怒られそうだから?
 トド?バレてるよ」
「ぐーぐー…」
静かに忍び寄る先生
笑いをこらえて
クスクス笑ってしまう私とさや
真横まで来た先生は
トドの布団をバーっとめくって

「かなちゃん押さえて!」
「ガッテンだ!」
「ギャーー!」

トドの両腕を押さえたら
先生はこちょこちょをお見舞いして

「ちょっかなぶん!腕しびれてる!
 ウヒャーー脇腹やめろー!」
しびれとくすぐりで

ポカーン

魂を抜かれた

「途中で腕抜かなきゃ」
「そうなの?」
「朝まで腕に乗せてたら感覚なくなる
 それか枕と首の間にこう抱っこ…」
「ほうほう」
なぜか私を使ってトドにレクチャー
「ルミちゃんにしないの?」
「お泊まりした事ないし」
「やだ、私が初腕枕?」
「勉強になったな藤堂」
「人妻で何の勉強してんの」


「じゃ、俺行くから!」
野島商業は第2試合
鹿屋先生はユニホームに着替えてた

「ゆっくりして行ってね」
「お世話になりました」
「また来てねかなちゃん」
「はい!」
「はい2人とも後ろ向いて」
「は?」
「どうぞ」
なんかトドに後ろを向かされ
「せんわ、アホか」
「なんだよ気を利かせやったのに」

鹿屋先生が行ってから
さやが朝ごはんを作ってくれた
「あ、ほんとだ〜
 納豆に刺身醤油入れたら美味しい」
「でしょ〜」
「うわ!醤油ご飯うま!」

それからお化粧もして
「あ、俺行くね〜」
「え!トドもう帰るの!?」
「ルミちゃん駅で待ってるって〜」
「デート?」
「じゃーな、かなぶーちゃん」
「うんまたね!」
「紫藤師匠!」
「は?」
「今度は女子のいないときにご指導を…」
「何のよ…」
「それ変態なやつ?」
トドはデートに行ってしまった

本当に別れるのかな
嫌いになった訳じゃないのに
わざわざ別れなくても
ルミちゃんに会えるのあんな嬉しそうなのに

そっか

離れて不安になって傷つけあうより
好きなうちに別れた方がいい?

そういうことかな

恋愛経験が少ないからか
想像力がないのか
よく理解できなかった


「かなたちどうするの?
 どっか行くの?」
「さやちゃん野島商業の試合見に行くの?」
「うん、スタンドでスコア付ける
 あいつらスコア付けれないから
 書いてって言われてんの」
「かなちゃんどうする?」

配球をとろうか考えた
配球をとって渡して帰る?

でもそれはあり?

せっかくみんな
上を見れるようになったのに
私が立ち入ってはいけないような

マサくんが頑張って分析してるのに
そこに私が勝手に書いて渡す?
それはなんだか軽視してるような
余計なお世話なような

だけど監督には
少し安心材料になるんじゃないかって

「かなちゃん分析して帰る?」
「え?」
エスパー?

「ラブレター書いてあげたら?」

「いいの…」

だってもう…

「へなちょこたちがへなちょこなりに
 自分たちで勝ち取らなきゃ…」

いつまでも私が

ラブレターを書くわけにいかない





「じゃあね、さやありがとう」
「うん、またね
 面接でまたすぐそっち行くし」
「ちはちゃんも呼んでお泊まりしよ」
「うん」

「さやちゃんお世話になりました」
「いいえ、マタイラシテクダサイませ」
「は、はい」

球場の前で別れて
さやはスタンドに上がっていき
私と先生は
駐車場に歩いた


少し前を歩く先生の指を
ツンと指でつつくと
先生は指先から私の手を辿ってギュっと握った


「どっか寄って帰る?」
「うん!」

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コメント12

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  1. ユキさん(32歳)ID:5662916・11/25

    マリアンナさん
    よっちは難しいよね〜
    まだ好きだもんね…

    旦那さん佐賀なんだ〜♡
    先生のおばあちゃんちは唐津よ♡
    なんだか親近感笑

  2. まりあんさん(45歳)ID:5662898・11/25

    トド いい奴だね 笑
    先生巻き込み完了✌️後はヒロリンとよっち?… よっちは喧嘩吹っかけられてるからムリかぁ
    九州のお醤油 甘くて美味しいね
    お味噌も甘いよね
    旦那の出身が佐賀なので初めて食べた時はビックリしました(*^^*)

  3. ユキさん(32歳)ID:5662005・11/25

    ルカさん
    トドのくせにええセリフ吐きました笑
    ルミちゃんが大好きなの(´°ω°`)

    甘口の刺身醤油のさ
    トロっとした感じ♡いいよね♡
    私何にでもかけるよ笑

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