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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)167

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/24 14:16:53

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彼は再び『ゴメン』と言いながら



《お前は何も悪くない》



《俺が全て悪い》



ただ、それだけを繰り返していた。



その声はとても苦しそうで…


もう、それ以上は
とても話せる雰囲気じゃなくて



私は…何も言えず
口を閉ざした。



告白された女の子とは
あんなに楽しそうに話すのに


どうして私はダメなの?


私を…女として意識したくないの?

 
だから逃げるの?


頭の中に巡る…大きな疑問と不安


距離を置くという事に
正直、納得いかなかったけれど


これは


単なる幼なじみから一歩進める為の
プロセスなのだと


無理をして思い込む事で
自分の気持ちを抑えこんだ。



そうでもしないと


自分の気持ちを
保てそうになかったから。



その後、諒太が
何かを話していたけれど


正直、上の空で覚えていない。



覚えているのは


今日、私の家に来た理由が
私の母に頼まれたからと言っていた事と



「元気そうで安心した。


ゆっくり休めよ。」



たったその一言だけ。




その後、ドアを開ける事もなく


私の顔も見る事はなく


彼は帰っていってしまった。



結局



私の気持ちを伝える事も



彼の心の奥底を知る事も



何も出来ずに



心の中に



中途半端な感情だけが残った。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


そこからの記憶は
正直…途切れ途切れだ。 


その後、諒太から
避けられる日々が続き


私達は、全く会話をしなくなった。


まともに彼を見る事が出来なくて


でも


彼が女の子と
楽しそうに喋っているところを
横目で見る度に


辛く、切ない気持ちになった。



一体、いつまで…



この状態を続ければいいの?



もう…我慢出来ないよ…



ある日、我慢の限界に達した私は


諒太に自分の気持ちを伝えよう…と
決意した。



もう…こんなのは嫌だ。


ハッキリ告白して


もし駄目でも…


全てを無かった事にして


今まで通り
元に戻りたいと伝えよう。



そう決意した数日後



一本の電話が入った。






*

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