エリさんのブログ

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みえない鎖

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テーマ:小説 > 男女関係

2016/11/23 17:41:13

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ある日の昼休み、書類を手にある患者の部屋に行こうとした。

そのときナースステーションの受付で騒がしい声が聞こえた。

「なんだよ婚約者も、家族もあいつに会えないってか?」

うるさいなあ…思って見たら鍛えられた体をしてるのがスーツでもわかるくらいの男性がいた。
「ですから、誰も看護師などの病棟職員以外入られませんすみませんが、ご面会はできないのです。」

「あいつを呼べよ!引き取るっていうだろ?」


そのときだった…フロアーのエレベーターが開く。そこには傷を縫って包帯巻かれ終えた彼女が車椅子にのり、病室へ向かおうとしてるのがみえた。


叫んでいた男はすぐに彼女に気が付き、つかつか歩いて行った。
彼女はサァット血の気を引かせたような青白い顔なる。看護師は慌てて彼女を庇う。

「どこ行っていたんだよ!離せ!」看護師を振り払い叫んだ。

彼女はガクガク震え上がり怯えきっていた。
「関谷さん、こんにちは…お知り合いの方ですか?、すみませんがお知り合いの方、ここは廊下ですし、ましてやここは…まだ幼い子たちも何人か入院してます。怒鳴ることで怯えさせてしまうことなるので静かにお願します。」

ちょうど小学低学年の子の病室からお母さんを呼び泣く声が聞こえた。

バツ悪そうに彼女の"お知り合い"の方はエレベーター乗り込みさっさと立ち去った。


きっとあれが暴力振るっていた彼氏なのだろう。

「関谷さん、大丈夫?」

ガクガク震え涙流し、我を忘れている様子
ハッとして俺を見るも口が動くだけ
そのうち泣き出したのだった。

それから何日も話しかけようとするも音がでず泣き出す。

精神的なショックが大きく話したくても発声できなくなっていたのだ。

彼女を早急に上からの指示で保護施設に追いやる事になった。

俺が行ってはならない場所…そう女性保護施設に…

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