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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)165

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/23 15:06:29

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全身が


心臓になったかと思うぐらいの緊張


目をギュッと閉じ
身体を縮めて布団を握り締める。


部屋が暑いのか
熱のせいなのか


身体が熱を帯び
着替えたばかりなのに
汗が滲んでくる。


そんな状態なのに
自分でもおかしいと思うぐらい
身体がガタガタと震えて


息をしているにも関わらず
呼吸が苦しくなっていく






早く…



何か言って……




けれども



彼は、何も応えてくれなくて





不安…



諦めと……悲しみ



色々な気持ちが入り混じり
心の中にモヤモヤと暗い影が立ち込める。





一体…



ドアの向こうで何を考えているの?




悪い事を考えたくないのに



頭に浮かぶのは
マイナスな思考ばかりで



聞かなければ良かったと



後悔の気持ちで
逃げ出したくなる。




諒太は今…



きっと凄く凄く…困ってる。



どうしたら
私を傷つけずにいられるか



どう答えるのが正解なのか



そんな事を考えているのだろう。



しばらく待っても反応がなくて



彼を困らせているのが辛くて



「ごめん!!やっぱりいい!!


今の、忘れて!!」



私の方から
質問をキャンセルしてしまった。



情けない…



振られる覚悟も出来ていないのに



真実を聞こうとした自分に
嫌気がさす。



気まずい沈黙の中



どうしよう……と、焦っていると





「ごめん……」




彼は…静かに言った。





「本当に…ごめん。」





低いトーンで二度も謝るから
本当に申し訳なさそうな気持ちが
痛い程に伝わってくる。




やめてよ……



私が欲しかったのは
謝罪の言葉じゃない。





そんな言葉じゃ……



ないんだよ…



悲しみと共に
張りつめていた緊張の糸が
ぷつりと切れて



気づけば



堪えていた涙が
溢れ出していた。



「謝らないで…



別に怒ってない…


……ただ


理由が聞きたかっただけなんだよ。」



ポタポタと零れ落ちる涙。



もういいと言いながら



ブレーキをかける事ができず
思わず責めるような言葉を
言ってしまい
ますます自己嫌悪に陥る。



でももう……



後戻りは出来ない。




必死で堪えながら
反応を待つと



諒太は静かに口を開いた。





「……自分でも、わからないんだ。




ただ…




拗ねて、眠ってるまゆが



涙の跡が見えて



それが



凄く可愛いって思えて……」



聞こえるか聞こえないか
わからないぐらいの小さな声で



彼は、静かに言った。









*

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