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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)女心と空模様171

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/23 10:57:24

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あんなに流れた涙は止まってきた。

不安になってもダメだ……
まだ決まった訳じゃない……

少し冷静になってくる。

大丈夫……大丈夫……

何に対しての大丈夫なのか……自分に言い聞かせるように、何度も心の中で唱える。


部屋のインターホンが鳴った。鍵を開けると、慌てた様子の彼の顔。
「大丈夫か?」
私の顔を胸に抱き、髪を撫でた。その手は温かく優しく、私をいたわるように撫でた。止まったはずの涙はまた溢れてきた。
「何がそんなに悲しい?大丈夫……俺がいるから」
見上げた彼は穏やかに笑っていた。

ああ……そうか……もう一人じゃない……
一人じゃないんだ……

不安が消えたわけではない。でも、何か大きなものに包まれている安心感が、私の涙を止めた。
「落ち着いた?」
彼の胸から顔をあげる。
「うん…」
「じゃあ、中で話そうか」
部屋の中へ彼と入る。

「とりあえず、なんか食べるか…色々買ってきたぞ!」
彼の手にはデパ地下の紙袋。小さなテーブルを囲んで、その中身を出していく。
「ほら…これ好きだろ?」
そう言って彼が出したのは、たくさんの魚介が入ったマリネ。
「覚えててくれたの?」
「お前のことは何でも覚えてるよ」
一緒に買い物をしたとき、そのお店の前で話したことがある。その日は売り切れで買えなかったが、そこのマリネがとても美味しいと。
「…ありがとう……嬉しい!」
彼が私を想ってくれていることに、とても嬉しくなる。目頭が熱くなる。
「……なんだよ…泣くなよ…ほれ」
彼は私にテッシュを渡してくれた。涙を拭いて、鼻をかむ。
「スッキリした?」
「した」
彼は優しく笑った。

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コメント1

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  1. アリーさん(44歳)ID:5651131・11/23

    ケイコちゃん本当ユウマに愛されてますね❤

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