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♧abc 。。。「解離」22

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テーマ:小説 > 短編

2016/11/22 19:00:17

  • 3

……

……



「 おいおい本当に此処で降ろしたのか?」



若い刑事とベテラン刑事…それと

タクシーの運転手





呆然とただ自分たちの目の前に

鳥の鳴き声…吹き渡る風に揺れる木々

広大な敷地…広がる森に言葉を失う…





……









遡ること…3時間前


私の前に二人の刑事が訪ねて来た


刑事は私が乗せた

この間の女の客について聞いて来た





乗せた時間…何処で乗せたとか?

その時の女の様子

女を降ろした場所?


なんでも気がついた事を話して欲しいと…








私は話した刑事二人に


「 乗せたのは〇〇区の〇〇町のコンビニの前で

時間は22時48分…この時間は確かです

お客さんの言った場所が分からなかったので

カーナビで…

あとはカーナビの指示通りに…」





二人の刑事は

コンビニの防犯カメラにこの個人タクシーが

女を乗せる映像を見つけ

運転手を訪ねて来たのだ

運転手の証言は防犯カメラの記録した

映像時間とピッタリと一致




二人の刑事は頷き合った




その後も

運転手はスラスラと

女のその時の様子を細かく話す



「 女は何だか凄く苦しそうでしたね

酒を飲み過ぎたんだと私は思って

「 大丈夫かと?」何回も聞きましたから

だってそうでしょう…刑事さん

車で吐かれたら掃除が大変だからさ 」




若い刑事が

「 他にも何か気になった事は

有りませんか?」と聞いて来た



運転手は

刑事に笑われてもいい覚悟で話した


「 じ、実は……


(うん?…)


うぅーん…なんて言うか…


(イライラするな…早く話せよ)


乗せた時と降ろした時とでは

まるで別人の様に感じたんですよ

これを人に話すと

「女の幽霊でも乗せたんだろ」って

笑われて…」



その話に驚いたのは若い刑事…


雨傘の女…突然!姿を消した…あの女

傘の中を覗き込んだ時との顔と

傘を外した時の顔が…まるで別人だった




俺の気の所為では無かったんだ

ちくしょうあの時…捕まえてたら


……




ベテラン刑事が小声で

「 繋がった…」っとポツリと…



ベテラン刑事が運転手に

「 実は、協力して頂きたい事が…」





……






タクシーは女を降ろした場所まで

カーナビの指示通り我々を乗せて走る




その時、若い刑事が運転手に

「それにしても

細かくその女性の事を覚えていましたね?」



運転手はバックミラー越しに

若い刑事を一瞬見て恥ずかしそうに

笑顔で答えた



「 もの凄い…美人だったから…」





……








タクシーから降りた三人は


……



鳥の鳴き声…風が吹き…



若い刑事が

「 まさか…嘘だろ…こんな所に




家なんか!!…」




ベテラン刑事が枝を掻き分けながら

何か手掛かりは無いのかと森の中へ消えた…






運転手は青い顔で呟く


「 本当に私はこんな場所に

あの人を降ろしたのか?

まさか…幽霊…」








……




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