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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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頼み【366】

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テーマ:小説 > BL

2016/11/25 16:58:00

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★ボクはそれでも恋をする★       





午前の面会にやってきた。


そっとカーテンを開くと、眠ったままの
カオルがいた。


「あれ?酸素マスクがない…」


そっと近づき、カオルの額に手を乗せる。


「でも、まだ熱いなぁ……」


額から手を頬へ滑らせ、ゆっくりと撫でると、
カオルの目が開いた。


「カオルさん!」

「ん?……タクミか……」

「気が付いたんですね。よかったぁ」


タクミは感極まって、瞳がうるむ。


「何を泣いてんだよ」

「だって、心配だったんだもん。心配で
心配で……グズズ」

「ごめんな。もう、大丈夫だから、泣くな」

「う…うん……うん」


布団から手を出し、自分の頬にある手に
手を重ねる。


「こんなに冷えちゃって……外は寒いんだろ」

「ボクの事なんていいんです。カオルさんは
自分の事を大事にして下さい」

「はいはい」

「ハイは、1回です」

「はい」


このたわいのないやり取りに、タクミはホッと
して膝の力が抜けてしまう。


「おっと!」


カクンとしたタクミの腕をカオルが咄嗟に
引っ張り上げる。
その反動でカオルの上にのしかかる体勢に
なってしまった。


「す、すみません。病人の上に…」

「お前なら歓迎だ……」

「もぉ~」


カオルにギュッと抱きしめられ、ずっと
張りつめていた糸が緩んだ。


「ところで、店の方はどうした?」

「アスカさんが臨時休業の知らせを、お客さん
へしてくれました」

「やっぱりな。なあタクミ」


タクミは体を起こし、カオルを見る。


「年越しライブはどうしてもやりたいから、
タクミに任せてもいいか?」

「えぇ?ボクに?」

「ああ、バンドはギャザリングだから
ほかっといても勝手にやるし、接客も
殆どない。ホストたちも参加するパーティ
だし、どうせアスカが世話をやくだろ」

「アスカさん、午後に来てくれるって」

「ここへは連れてくるなよ」

「フフフ、はい」


カオルは自分の心配をしてくれたタクミが
愛おしくて、なかなか離せなかった。






△(* ̄∇ ̄)ノ

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