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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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テーマ:小説 > BL

2016/11/24 16:32:53

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★ボクはそれでも恋をする★       





タクミにドッと疲れが押し寄せてくる。


「ボクの徹夜はどうなるの?でもまあ、
経営の勉強にはなったけどね」


グッと背を伸ばし、上体を後ろに反らせる
と、頭がクラ~っとした。


「おっとっと。こんなことでへこたれ
ないぞ。張り紙書かなくっちゃ」


コピー機からA4の紙を出し、マジック
ペンできゅきゅきゅとかき上げる。


「下手くそだな……」


もう1枚紙を出し、書き直す。


「ん~~難しい。もっと丁寧に……ん?
丁寧に……」


タクミの耳にある言葉が蘇ってきた。


『タクミ、下手でもいいから、もっと
丁寧に書け』


「ユウジさん……そっか、丁寧にか……」


3枚目をテーブルに広げ、丁寧に書く。
書き終え、紙を目の高さに持ち上げた。


「いいねぇ~、我ながらいい出来栄えだ。
ユウジさん、どうですか?」



『やりゃ~できんじゃん。その調子だ』


なんだか褒められたような錯覚に陥り、
満足げにニンマリと笑った。

それを店のドアに貼り、写メする。


「アスカさんに送っとこっと。ポチ」




ピロロロン←はやっ


『上手に書けてるわ。100点あげる』

「やったぁ」


不安と淋しさがうすれ、気持ちがちょっぴり
浮上した。


ピロロロン


追ってもう1通。


『従業員には一斉メールしといたわ』

「さすが、アスカさん。ぬかりがない」


タクミは面会時間が来るまで、事務所で
仮眠をとることにした。

ソファに寝転がり、ホストが使っている
ブランケットをかぶり目を閉じる。


「スピー、スピー」


3秒で寝入った。







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