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【小説】ボク恋~大学生編~(BL*R18)

性懲りもなくBLです。BLとは男子と男子が愛し合う事です。ご注意ください。

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社長【362】

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テーマ:小説 > BL

2016/11/24 16:32:07

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★ボクはそれでも恋をする★      




タクミは不安に押しつぶされそうに
なるのを一人で耐えていた。


「どうしよう、どうしよう、どうしよう」


泣きそうになりながら、事務所の中を
うろうろする。


「いったいどうすればいいんだ?明後日
には店を開けなきゃならないのに…」


タクミの脳裏にある人が浮かんだ。


「アスカさんに相談してみよう」
  




早朝にも関わらず、アスカはすぐに電話に
出てくれた。


『今何時?』

「ごめんなさい。あのカオルさんが、入院
しちゃって、今日は定休日で、明日の予約が
いっぱいで、仕入れとかわかんないし…」


いっきにまくしたてるタクミを電話口で
なんとか落ち着かせようとする。


『タクミちゃん、落ち着いて。カオルが
どうしたの?』

「熱が高くて、お客さんの病院にいったら
肺炎で入院することになって…」

『そんなことになってたの。あのカオルが』


アスカは少し考える。


『ねぇ、タクミちゃん。カオルがタクミ
ちゃんに店を開けてくれっていったの?』

「いいえ」

『だったら開けちゃだめよ』

「でも、予約が…」

『それでも、ダメ。だって考えてみて、
お客さ様はカオルのおもてなしに惚れこんで
店に来て下さるのよ。それなのに、頼まれも
しないのに、勝手にお店を開けるなんて
絶対にダメ』


タクミはPCの予約票を睨みながら、アスカ
に訴える。


「じゃあ、この予約をしてくれてるお客
さんはどうするんですか?」

『それは社長の私の仕事。タクミちゃんが
連絡くれなくても、夕べの定期メールが
カオルからこなかったから、生存確認(笑)は
するつもりだったわ。
さ、明日の予約票を送ってちょうだい』

「でも…」

『送ってくれなくても、こっちからリモートで
見られるんだけどね』


すぐさま、京都支店の予約票に、本店から
アクセスがあり、アスカの迅速さに驚いた。


『じゃ、タクミちゃんはお店のドアの外に
臨時休業の張り紙をしてね。あぁ、活字じゃ
ダメよ。誠意が伝わらないから。ちゃんと
手書きで書いてね』

「えぇ?手書きですか?」

『そうよ~、あ・た・り・ま・え』


そして、電話は切れた。






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