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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)161

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/21 01:17:08

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ところが…



佐竹君は



難しい顔をして首を横に振った。




「それが…



俺がまゆちゃんの事好きって言っても


全然動揺もしなくてさ。


それどころか


協力するとか言い出して…。」




「…え?」




協力?




諒太は、佐竹君と私の



恋の応援を
すると言ったの?



その一言に



ズン…と、心に
大きな錘が乗ったような
重い気持ちになった。



「そっか……」



「うん……」



「じゃあきっと


佐竹君の思い違いだね。


諒太はいつだって
ストレートに物を言うし…


例え親友と同じ人を好きになっても


ちゃんとハッキリ言うんじゃないかな?



きっと私の事は……



幼なじみとしての



好き……なんだよ。」



自分で言いながら


悲しくて泣きそうになる。


そんな気持ちを必死に抑え


私は、無理をして笑顔を作った。



「う~ん、、、、


そうは思えないけどなぁ~」



難しい顔をして
首を傾げる佐竹君。



「じゃあ、まゆちゃんもそうなの?」



「……え?」



「あんなに仲良しなのに


恋愛感情とか…ないの?



それとも他に、、、




好きな奴…いる…とか?」



彼の言葉に



私は、素直に応える事が出来なかった。



そして、しばらくして







「……いるよ。」



小さく、絞り出すような声で言った。




自分の発した言葉に

心の中が、徐々に闇に包まれていく。



この時



何故、咄嗟に嘘をついたのか


自分でもよくわからない。


諒太にとって私は


幼なじみ以上でも以下でもない


キスをされて
舞い上がっていたけれど


特に深い意味なんて
きっとなかった


ちょっとした
気の迷いだった…



だからもう…諦めなきゃ…と



無意識に



自分を守ろうとしていたのかもしれない。



諒太の心が…


まるでわからなかった。



何故…


佐竹君の恋の応援をしたの?



私の事…


本当に何とも思ってないの?


じゃあ、何でキスしたの?


頭の中がグチャグチャで


立っているのがやっとだった。



彼の気持ちが
死ぬほど知りたかった。



でも



正直…聞くのが怖かった。





何故なら




私が今、彼に告白しても



例え、私の事が好きだったとしても




彼はきっと…イエスとは言わないから。




親友を振った女と付き合うなんて

  


絶対にしない人だから…。




*

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