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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)160

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/20 20:51:26

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私のリアクションに 
頭をかきながら
困った顔をする彼。



「あのさ…


別に、困らせるつもりで
言ったんじゃないんだ。


ただ、伝えたかっただけだから。



だから……


返事とかいいから。」
 


「……え?」



「諒太の事、好きなんだろ?」




彼のその一言に





息が止まりそうになった。



呼吸が苦しくなり
体中が震えていくのがわかる。


動揺している事を
悟られたくなくて…


でも


彼の視線をそらす事が出来なくて…


私は、気持ちを落ち着かせるために


片方の手で
もう片方の腕をギュッと握った。




「ずっと見てたから、わかるよ。」




彼の言葉に…




その、切なそうな顔に…




胸が…ズキンと痛んだ。




そんな彼の姿に



私は 



素直に、首を縦に振る事が
出来なかった。




「俺ね…


来月、転校するの。


転校って、言っても
隣の市の学校なんだけど…


だから…最後にってね。」



笑いながら
少しおちゃらけて


私に負担をかけないように
気を遣ってくれてるのがわかった。




「それとさ、、、



俺が告白するって知ったら


諒太の奴


少しは焦るかなって思って。」




「……え?」



にっこり笑い
私の顔を覗き込む彼。



佐竹君の言葉に
徐々に脈があがっていく。



「ど…いう…意味?」


「そのまんまの意味だよ。


俺の見立てでは


あいつは絶対に


まゆちゃんが好きだと思う。」



自信ありげの佐竹君の言葉に


ちょっぴり嬉しく思いながら



「それで……





諒太は、焦ってたの?」




ドキドキしながら聞いてみた。






*

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