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切ない恋の物語 

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中学時代(過去)159

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/20 16:22:50

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それから数日間


目に見えない
お互いのギクシャクは続いた。


喧嘩している訳でもない。


無視されてる訳でもない。


普通に話すし
周りでも気づいている人は
多分…いないだろう。


でも



私には感じる



彼とは、小さな頃から
ずっと一緒だったから…





そんなモヤモヤしている中


諒太は、告白された女子と
いつも楽しそうに話していた。


諒太が笑う姿に
胸がチクリと痛む。


私にはそっけないのに


どうして…彼女には
そんなに優しい顔で笑うの?





何で…私に



キスをしたの?



苦しくて、切なくて


でも、この気持ちを
どうする事も出来なくて


家に帰って
泣く日々が続いた。


とある昼休み


そんな私を心配した雄大が
教室にやってきた。


「最近、どうしたの?

元気ないけど…」


彼もまた
私の変化について
気付いていた。


彼の優しい言葉に
我慢していたものが溢れ出し
ほろりと涙が出る。


周りの目が気になるので
人気のない体育館の裏に移動した。


「最近、諒太とうまく話せない。」



私は、心のモヤモヤを
雄大にぶつけた。


「何で?」


「わからない……

でも、私が諒太に酷い事

言ったからかもしれない。


きっと諒太、、、怒ってる。」



話しながら、涙が止まらなくて
手で拭いながら
声をあげていた。



「まゆ、落ち着いて。大丈夫だから。

あいつ、何も怒ってないから。」



「そんな事…ないよ!!

だって、いつもの諒太じゃないもん!」


興奮している私を
なだめるように
彼は、私のアタマを撫でる。


どんなに私が騒いでも
彼は冷静で
優しく私が落ち着くまで待ってくれた。


「俺から諒太に話聞いておくから。


お前は、何も心配しなくていい。」


「……うん。」



「もう、泣くなよ。」





そして、その日の放課後



靴箱の中に、手紙が入っていた。





《話したい事があるので


体育館裏で待っています。


佐竹。》





佐竹…君?



話したい事って…


もしかして、諒太の事??


雄大が何か言ってくれた?


私は、手紙を握り締め
ドキドキしながら
慌てて体育館裏まで走った。


息を切らして
ハァハァしていると


佐竹君は、そんな私を見て
少し照れくさそうに笑った。


「あのさ…


諒太から聞いてるとは思うけど…」



「え?何を?」


「何をって、、、


俺の事、聞いてない?」


「佐竹君のこと?…」


予想外の言葉に
キョトンとしていると


彼は、ちょっぴり困った顔をした。


意味がわからず
首をかしげていると


彼は、ふぅ~と、大きく深呼吸して
ピシッと姿勢を正した。




「俺、ずっとまゆちゃんが好きだった。」




照れながらも
優しい顔で、真っ直ぐに見つめられ



身動きがとれない。



ちょっと…待っ…て



私は今、諒太との事で
頭がいっぱいで、、、



てっきり諒太の話だと思っていたから
 


何の心構えもなくて  



混乱して、、、


 
ただただ



頭が真っ白になった。





*

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