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夫を裏切りたいわけじゃない。でもあなたに惹かれていってしまう…

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テーマ:小説 > 男女関係

2016/11/19 16:03:41

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「高木くんが三年前から単身赴任で、九州の方に行ってたらしいのよね。
沙耶は沙耶で仕事持ってるから、子どもとこっちに残って。
九州だとかなり遠いから、大きな休みの時だけ、高木くんは帰ってくる…そんな生活だったらしいの。

子どもはいても、もう中学生だったし、独身に戻ったようなものよね。
で、沙耶はどうも…会社の年下の上司と付き合ってたらしいの」

「旦那さん、九州にいるのに?」
「いるから──でしょ?
営業だしね、二人で外回りと称して、ラブホ行ったりしてたみたいよ」

内容が内容だけに、紀子も声をひそめながら話す。


いくら夫が不在だからといって、大胆過ぎる。
真尋は、呆然としてしまう。


「離婚…ってことは、バレちゃったんだよね」
「そう。まず、上司の奥さんが感づいて、
探偵雇って、証拠集められて、慰謝料請求。
まあ、そこまでされたら、高木くんにだって、隠しておけないでしょ」
「…そうだよね」

話が凄まじ過ぎて、相槌も打ちにくい。


「結局、沙耶は相手の奥さんに慰謝料払うことになって、
会社もやめさせられて、夫からは離婚つきつけられる。
俺からは、慰謝料請求しないから、
とにかく自分のものだけ持って出てって、って家追い出されたみたい」

「子どもは?」
「親権は高木くんが持つことになったけど、
今は高木くんのご両親が面倒見てるって、聞いたよ?」

…怖い。結局沙耶は、仕事も家も夫も子どもも失ったのだ。


「ちょっと嬉しい? 真尋、高校の時、高木くんのこと、好きだったでしょ?」

紀子の唇の両端が、意地悪く歪んだ。

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