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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)女心と空模様156

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/19 08:45:22

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「お前が逃げないように縛りたかったのかもな…」
「縛るって……」
「子供がいたら……別れられないだろ?」
「え?」
彼は表情を変えることなく言葉を続ける。
「お前と付き合うようになったら…ますます好きになって……手放したくなくて……俺のところにずっと閉じ込めたくて……なのに…お前は榊になびくし…」
「なびくって…」
「だから…俺から一生離れないようにしたかった…幻滅した?」
車は見慣れた場所に着いた。彼が私に微笑む。独占欲なのか、不安なのか……そのどちらともなのかはわからなかった。

「そんなこと……思ってたの?」
「自分の気持ちばかりで…お前の気持ちは……考えてなかったのかもしれないな……」
真っ直ぐ前を見て、彼は寂しそうに笑った。
「……大丈夫だよ…離れないから」
彼の右腕を掴んだ。その手を彼が上から包む。
「……ああ…ごめん……ありがとう…」
彼の手は小さく震えていた。

彼が年上であることやバツイチであることは、私にとってはたいした問題ではない。でもそれは、彼にとってみれば、そうじゃなかったんだろう。

「でも……やっぱり子供は早く欲しいな……俺は若くないからさ…」
「……うん…10才上だもんね!」
彼のため息まじりの小さな笑い。
「わかってるから…わざわざ言うんじゃない…」
「はーい」
彼の腕に体を預ける。彼の手がいつものように優しく髪を撫でた。
「まだ…一人になりたい?」
私の顔を覗きこむ。私は首を横に振った。
「じゃあ…帰ろ?」
「うん」
二人、手を繋いで歩く。徒歩2分で彼の家に帰った。

以心伝心なんかあるようでない。私はこの話を彼から聞くまで、彼の気持ちは知らなかった。彼もまた、私の気持ちを知らなかった。話すことですべてが解決する訳ではない。だけど、話さなければ、何も起こらないし、何も始まらない。

母の言葉が胸にしみる。

母も父とこうやって、過ごしてきたんだろう。

話してよかった……

心からそう思うことが出来た。

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コメント2

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  1. アリーさん(99歳)ID:5625974・2016/11/19

    ケイコちゃん、ユウマ話し合い出来て良かったね💕
    やっぱりユウマ素敵だわ💕

  2. コトネさん(100歳)ID:5625906・2016/11/19

    ……涙

    ユウマのケイコちゃんの気持ち、とても大きいんだね。
    ケイコちゃんも言えて良かったけど、ユウマも溢れる気持ちを言えて良かったね。

    良かった…

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