リア充サバイバル

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お仕事見学②

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テーマ:小説 > 男女関係

2016/11/18 13:45:02

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『これ、貸してあげる』
そう言うと、普段槙が使ってるカメラより小さめの、でも高そうなカメラを手渡された。

『え?いいの?』

『うん。それ、親父の形見。』

プレッシャー半端ねぇ‼

『ぷっ、うっそ~。じゃ行こうか』

フロアを出るとき、真琴ちゃんが切なそうに見ていた。
心が痛い…………


槙は何も教えてくれず、街をふらふら。

『ねぇ、これがなんか意味あるの?』

『うん。例えばあの車』

交差点に停まっている黒のワンボックスを指差した。

『あれ、芸人のKの車。』

『え⁉なんでほんとに?』

『つけてみる?この道ならプライベートじゃないかな』

槙はタクシーを捕まえると、車を追った。

『あら、槙ちゃん。お仕事?』
またしてもタクシーの運転手さんと顔見知りの様だ。
ちょっとオネェ口調が気になる。

『近藤さん、こんにちは。今日はデートだよ』

『デートで尾行ごっこ?彼女、こんな男やめときな~』

『ははは……………』


黒のワンボックスは隠れ家的なカフェの近くの駐車場に停めた。
降りてきたのは、槙の言うとおりの人物だった。
カフェに入って行く。

私達もタクシーを降りて、カフェに入ろうとすると

『入ってどうすんの』
と槙に止められた。

『え?』

『中から写真撮れないよ。俺達はあっち』

カフェの道路を挟んで向かいの低階層のビルを指差した。

いくつかのテナントが入ってる様だが、受付もなく、すんなり入り込んだ。

エレベーターで屋上のボタンを押す。

『ねぇ、なんであの車がKさんて知ってたの?』
エレベーターの中で聞いた。

『車って言うよりナンバーかな。俺記憶力ちょっといいから、有名人のナンバーは結構覚えてるんだ』

『え、どれくらい?』

『数えたことないけど。500は越えるんじゃない?』

500………

『あとはやっぱりタクシーの運転手さんは色々教えてくれるよ』


エレベーターが屋上についた。

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