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恋〜いつか出逢ったあなた〜

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/17 13:53:12

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11月16日 朝2

朝霧沙都



「おはようございまーす。」

夕べは父さんの面倒を見る羽目になって、二次会の終わりまで付き合った。

って言っても、僕は紅美ちゃんと飲んだビール一杯だけで、後はずっとオレンジジュース。

だって…僕が日本に居られるのは、もう数日。

その貴重なオフを、二日酔いで潰したくないんだよね。


「あらっ、沙都ちゃん。おはようっ!!」

そう言って元気良く僕をハグしてくれたのは、さくらばーちゃん。

「昨日遅くなったんじゃないの?」

「ばーちゃんこそ。」

「あたしは二次会行かずに帰ったから。」

「別会場で盛り上がってたのかと…」

「ううん。なっちゃんも無理は出来ないお年頃だからね。」

僕とさくらばーちゃんがそんな会話をしてると…

「誰がジジイだ。」

さくらばーちゃんの後ろから、高原さんが来て。

「あたっ。」

ばーちゃんの頬をにぎにぎっとした。

「いたーい!!」

「俺は二次会行きたかったのに…」

「若い子達しか行ってなかったでしょ?」

「マノンは行ってた。」

「嘘。マノンさんは、酔い潰れて帰らされてましたー。」

さくらばーちゃんの言葉に、高原さんは僕を見た。

「正解。おじいちゃん、タクシーで帰りましたよ。」

僕がそう答えると。

「…おかげで俺は飲み足りない。沙都、上がれ。」

えっ。

朝から飲まされちゃうのかな…(汗)

って思うようなセリフを言われた。


けど。


「おまえ、グレイスから今後のスケジュールはどう聞いてる?」

大部屋で、いきなり仕事の話を振られた。

「えーと…」

今回、まとまった休みをもらえたのは…

過酷なスケジュールを頑張ったから。

でも、渡米したらまた…鬼のようなスケジュールが…待ってると思う。

だって、僕には何も言わないけど…

渡米の日が近付くにつれ、曽根さんの元気がなくなって来たもん。

曽根さん、よく絞られてるもんなあ…グレイスに。


「ハッキリは聞いていまませんけど、たぶん新曲作ってレコーディングして…その合間にメディアに出たり…だと思います。」

次のアルバムを出す予定はまだ先だけど、それでもグレイスはツアーを組む。

同じ曲ばかりのツアーで、お客さんはつまんなくないのかなあ?

って…

それは僕の腕の見せ所なんだけど…


「SHE'S-HE'Sがメディアに出る話は聞いたな?」

「あ…はい。」

「あいつらはアメリカでのデビューが先だったから、向こうのフェスで…とも思ったが…」

「……」

ちょっと、背筋が伸びた。

SHE'S-HE'Sがメディアに出る話は、どこで誰から聞いても、僕は…体のどこかが痺れるような感覚になる。

きっと、それほどに楽しみなんだ。

父さんが…僕の父さんが、ドラムを叩く姿。

ほんっと、めちゃくちゃカッコいいし。

それを世界の人に見てもらえるなんて…泣きそうだよ。

「三月にBEAT LAND Live alive Vo.2を、B-Lホールでやる事にした。」

「……えっ?」

「沙都、おまえもそれに出ろ。」

「……へっ?」

「アメリカの事務所代表でな。」

「………」

えーーーーーっ!?

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