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切ない恋の物語 

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高校時代157

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/17 08:29:18

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寝付けないまま
時計を見ると
時刻はもう深夜1時をまわっていた。


純平から電話は来なかった。


諦めて寝なきゃ‥
そう思うのに、全然眠れない。


机の上に置いてあるホットココアは
もう冷めていて


温め直そうと思い
立ち上がった瞬間、着信した。


「もしもし?」


遅くても
かけてきてくれたのが嬉しくて


鳴った瞬間、ワンコールで出たせいか
純平は驚いた声をだした。


「お母さん、、、大丈夫だった?」


「うん‥まぁ、何とか。」


「‥‥一体、何かあったの?」


私が聞くと





一瞬、間があって



「なんか‥‥男と揉めたみたい‥‥」



話を聞けば
最近、お母さんは
会社の部下に告白をされた。


その人とは10年来の友人で
仕事でも度々サポートしてもらったり
お父さんとの事で悩んでいたお母さんの
良き相談相手でもあった。


お母さんは最初から
お父さんとは離婚するつもりはないと
彼には話してした。


それでもかまわないと
彼におされ、付き合ったのだけど‥‥


彼が急に、結婚を迫ってきて
今回のトラブルになった。



絶対に離婚は出来ないという
純平のお母さん。


離婚出来ないのなら
会社も辞めるし、別れるという彼。


一歩踏み出す事が出来ないお母さんに
彼が見切りをつけた形だ。


「相当ソイツに
依存していたみたいでさ。


もう生きていけないとか
付き合わなければ良かったとか


色々、騒いでて‥


酒飲んでるから
暴れて手がつけられなくて


兄貴と2人がかり。


廊下でもどすわ
床に寝るわ


本当、、、


最悪だった。」




「そう‥‥だったんだ。」



「そんなに好きなら

親父と別れて

ソイツと結婚すればいいのに‥‥


オヤジだって
離婚したがってるし


恋人だっているし、、、
 


なのに‥‥



離婚しないのは


俺達のせいとか言ってさ。


人のせいにするなっつーの。」



純平の口調は
とても冷たかったけど


でも、どこか


寂しそうに感じられて‥‥


彼の複雑な心境を思うと


何だか、切なくなった。



何とか彼を慰めたくて


声をかけようとするも
いい言葉が見つからない。



そんな私の気持ちを察したのか
彼は少しして
いつもの彼に戻った。



「ま、こっちはもう大丈夫だから。


それよりまゆは、待ってる間


何かあった?」



「え‥‥なんで?」



「いや、何となく‥


様子がおかしいから。」


「‥‥別に、何も‥‥


ただ、純平が心配だっただけだよ‥」



「いや、違うな。」




絶対に何かがあると
言い切る彼。



今までにもそんな事が度々あって



私のちょっとした変化を
彼は、絶対に見逃さない。



何で‥‥わかるんだろう?
  


それだけ私が単純なのだろうか?


わかりやすいから?



「何で‥‥わかるの?」


「声のトーンがさっきと違うから。」


「え?そんな事ないよ。」


「お前がわかんなくても
俺にはわかるんだよ。

まぁ別に


話したくなければ
何も聞かないけど。」



彼はいつもこう。


優しい言葉をかけたと思えば


急にふっと突き放したりして


あくまでも、私自身が決めろ‥と
選択肢を迫られる。


これは、いつも曖昧で
ハッキリしないわたしを


一歩前に押し出すための
ものだろうけれど‥





私は、しばらく悩んだ末


雄大から花火の誘いがあったこと


そして


佐竹君が来ていると知って


彼の名前を聞いて


辛い過去を
思い出してしまった事を話した。





*

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