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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)女心と空模様151

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/16 18:35:50

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そして新しい年が始まった。今日は私の実家に行く日。私の実家までは車で1時間ほど。1月2日ということもあって、高速は空いていた。

「変じゃないかな…」
運転席で彼は落ち着かなかった。
「大丈夫だよ!いつも通り格好いいよ」
「そう?そうか?」
彼はずっと上機嫌だった。

「いらっしゃい、優真さん」
「初めまして」
にこやかに母が出迎えてくれた。
「さ…中に入って…お父さん待ってるから」
家に入ると、リビングのソファに父が座っていた。彼は父の真っ正面に正座した。
「今 お茶入れるわね!」
母は楽しそうだったが、父の表情は固かった。

「どうそ!」
父のとなりに母が座った。しばしの静寂。重い空気が支配した。私の隣で彼がひとつ深呼吸をした。父を真っ直ぐに見る。
「このたびは、お時間を作って頂きありがとうございます。私は今、恵子さんとお付き合いをさせていただいている佐藤優真です。彼女と同じ会社に勤めています。私は恵子さんとこの先、ずっとともに過ごしていきたいと思っております。……娘さんを私に下さい!」
彼が深々と頭を下げた。父は黙ってそれを見ていた。
「わ…私も優真さんと一緒に生きていきたい…お願いします!」
私も父に頭を下げた。

「まぁ、二人とも頭を上げなさい…母さんからだいたい話は聞いているよ…」
二人で頭を上げた。
「佐藤さんと言ったね……見ての通りうちの子供は恵子だけだ…その意味はわかるかね?」
「はい」
「私はね、出来れば君にうちの籍に入ってほしい……それでもいいのかい?」
私が一人娘だと言うことは彼には話してあった。だから、父がこう話すことは彼にもわかっていたことかもしれない。
「私は次男ですし、母にもその事は話してあります。」
「……そう…なの?」
彼の実家には来週行くことになっているが、彼からそんな話を聞いたことはなかった。
「お父さん…私は彼女と一緒にいれればなんの依存もありません」
彼はもう一度、頭を下げた。

「そう…ですか……優真さん、頭を上げなさい」
父がニコニコと笑っていた。
「実はね…僕も婿養子なんだよ…」
「お父さん……」
随分昔、父方の祖母に聞いたことがある。父は母との結婚を許してもらうために、父親に勘当されかけたと。

もしかして……このこと…だったの?

父の隣で母が小さく笑った。

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コメント1

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  1. コトネさん(99歳)ID:5606812・11/16

    ユウマの言葉、身にしみる…
    大人だね…

    でも、今妊娠の兆候がないってことは、今回は見送りかなぁ…と親戚のおばちゃんの言葉でした!

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