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俺のものにしたい version B

恋ってステキ♡フィクションラブストーリー

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/19 01:41:40

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そして、1ヶ月後…。


「…そういうワケで、あれから一切マイミィと連絡が
取れてないんだ。」


バーで一緒に飲み明かしているレイナに、マイミと
ケンカした経緯を語り終えたハヤトは
大きなため息をつき、グラスに残っていた
ビールをゴクゴクと一気に喉に流し込んだ。


「それなら彼女さんが怒る理由も納得だわね。」


「マジかー。やっぱりそうだよなぁ…。」


「うん…。仕方ないわね。

その後ハヤトくんのほうから何回か電話とかメール
したりしてるの?」


「うん。2週間くらいは。
メールでも長文でマイミさんひと筋アピールしたし
電話も何日かおきに数回かけたし。

…それでも1回も何の返事も来ないんだ。
あまりにしつこ過ぎるのは余計嫌われんだろうな
って思って、最近は全然連絡してない。

マイミさんから返事が来るのを黙って待つことにした」


「そうね。何回か連絡してもシカトされ続けてるんじゃ
今はあっちも連絡取りたくないと思ってるんだろうから
これ以上はヤメておいたほうがいいかもね。」


「ですよねぇ…。はぁ〜…。

このまま自然消滅しそうな気がして怖ぇなぁ…」


「ん〜…なんとも言えないわねぇ…。」


頭を悩ませるハヤトを本当は勇気づけてあげたいと
思ったレイナだったが、マイミの本心がわからないのに
下手にハヤトに期待を持たせるように励ますことだけは
どうしても出来なかった。


「………………。」


「………………。」


二人の間にしばしの沈黙が流れる。


ハヤトはすっかり戦意消失したようにテーブルに
頭を伏せ、レイナはワイングラスをクルクルと
回して思考回路を張り巡らせた。


5分後。


レイナが口を開いた。


「そういえば、このことショーヘイくんは
知ってるの?」


「んあ?ショーヘイ?

…あ〜…知らねーんじゃねーの?
俺からは言ってないケド…。」


「アラ珍しい。

困った時はすぐショーヘイくんに助けを求めてる
イメージだったハヤトくんが彼に頼らないなんて。」


「そんなしょっちゅうアイツに助け求めてるワケ
じゃねーよ。」


「そうかしら〜?

いっつもショーヘイくんにくっついてベタベタ
してたじゃなぁい。

何?ショーヘイくんともケンカか何かした?」


「いや?アイツとはケンカなんかしてねーよ。

ほら、アイツに相談したってどーせ
『オレを巻き込むな』とか言われそーじゃんか。
だから言ってないだけ。

会社では普通に話してるぜ?」


「ふ〜ん。」


レイナは何かを怪しむような口ぶりで相槌を打ちながら
目線の高さまで掲げたワイングラスをじっと眺めた。




ーーー…



一方、噂のアイツは…。


「何よ。急に呼び出して話って。」


姉を実家近くのファミレスに呼び出していた。


「あんま時間ないから単刀直入に聞くケド。

アイツと最近なんかあった?」


「は?アイツって誰よ。」


「アイツっつったら1人しかいねーだろ。」


「…だ、誰よ。アイツって…。」


「…はぁ、名前も言いたくねーってことはやっぱ
何かあったんだな。」


「…………………。」


本当はマイミも気づいていた。


ショウヘイが気にかけている相手のことを。


「アイツさ…、最近…ここ1ヶ月くらい魂抜けたように
スゲー弱ってんだよ。

あんな生気失ったようなアイツ見んの初めてだから
姉ちゃんなら何か知ってんじゃねーかなって。」


レイナとハヤトがバーで飲み明かす前日の
出来事だった。

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