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漆黒の王女.121 ~エピローグ⑧~

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2016/11/17 15:03:17

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「シーナ久しぶり。元気だった?

ってこないだ手紙貰ったばかりだから知ってるけど(笑)」


『うん元気元気。サザンは?

ていうか、サザン、見ない間に随分背が伸びたね!私の肩まで届かないくらいだったのに』


そう、この何ヶ月かの間に、頭のてっぺんがシーナの目線に来るまでに僕の背丈は伸びた。

アルテの身長もとっくに抜かしていて、『まー生意気!サザンのくせに!』とよく罵声を喰らってる(笑)


「へへへ。その内シーナを越すから。見ててよね」


『ふふ』


シーナは柔らかい眼差しで僕を見て、それから背後の黒いグライダーに視線を移した。


『グライダー、見つかってよかったね。

おじさま、綺麗に直してくれたんだね、、、あれ、もしかして、ちょっと大きくした?』


「あ、分かる?そうなんだよね。かなり破損が酷くてね、、、シーナが来た時のよりもっとだよ。

僕の体もまだ大きくなるだろうから、いっそ大人でも乗れる風にしたらって、おじさんが言うからさ。

ごめんね、勝手にいじって。シーナから貰ったものなのに」


『いいんだよ。ずっと使ってくれるのなら、、、サザンのいいようにして。

あっ、それなに?』


「これ?おかみさんのお弁当。僕達で食べろってさ」


『わあい!おかみさんのごはん、久しぶり!

折角だからここで食べよう。ねえイオー、デッキテーブルどこだっけ?』


そう言ってシーナは一度室内に引っ込んで、イオさんと一緒に重たそうに畳まれたテーブルを運んできた。

組み立てるのを僕も手伝って、イスもセットして、お弁当のお重を並べた。

『お茶を淹れてまいりますね』とイオさんが離れた時に、あっと僕は声を上げた。


「そうだシーナ、これ。

エルさんからの手紙、何で未だに僕ん家に来るのさ?お城の事、まだ教えてないの?」


若干呆れながら、僕は手紙をテーブルの上に置いた。


『あは、ごめんね。クルーにいる時に一度手紙を出してるんだけど、その時は記憶が戻った事しか書いてないの。

いつお城に移れるかなんて分からなかったし、エルさんも別の国へ移動するところだったから、、、

次のエルさんの手紙が来たら詳しく書こうと思って』


面倒かけてごめんね、と謝りながら、シーナはエルさんの手紙を開けて黙読した。

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