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梨沙子と裕紀のお話。

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テーマ:小説 > 男女関係

2016/11/15 11:54:22

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裕紀くんとランチした日の夜、
意を決して聡くんにも
就職先が決まりそうなことを
伝えることにした。


相変わらずテレビとにらめっこしながら
2人で無言の夕食を済ませ、
そのままリビングでくつろいでいる
聡くんのそばに正座した。


「あの、お話があります。」


「ん?なに?」


聡くんはスマホから目を話すことなく、
ぼんやりと答えた。


「あの、私、働こうと思ってて…」


「パートでもするの?」


「ううん、正社員。」


「は?今から就活するの?」


「実は今日面接行って、内定もらったの。」


「は?なんのために?
俺の稼ぎが少ないって言いたいの?」


ようやくスマホから視線をあげて
私を睨みつけた。
一瞬怯みそうになったが、


「そんなわけじゃないの!
こうやって専業主婦してても生活できるのは
本当に感謝してて…
でも、やっぱり私働いてる方が好きで、
家事もこれまで通り頑張るから、
働かせてもらえないかな?」


と、なんとか主張した。


「いや、全然意味わかんないから。
養ってやってるんだから、
家で家事ちゃんとやってりゃいいじゃん。
外出たいならパートでもいいでしょ。」


「今はまだ子供いないし、
このまま2人で暮らしてくにしろ、
そうでないにしろ、
共働きしてたほうがメリットあると思うの。
聡くんのお給料でやっていけるけど、
旅行したり外食したり、
そういうちょっとした贅沢もできる
ゆとりがあるほうが楽しくないかな。」


「それは梨紗子がうまくやりくりして
そういうレジャー代も出るように
考えればいい話だろ。
正社員は必要ないね。」


このまま押しても平行線を
辿りそうだったので、一旦引くことにした。


「…わかった、もう一度考えてみるね。」


聡くんはなにも答えず、
またスマホに視線を戻した。

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