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しのぶ

本当の愛は、与えるものでした。

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925 沸騰中

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テーマ:雑感 > 人間関係

2016/11/15 09:00:52

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藤井さんは、帰ってからまだやる事があるからと、どこかでご飯でもというのを断って急いで行ってしまった。
洋平も持ち帰りの仕事があるようで、今日はそんな忙しい日だったのだと知らされた。車の中でもほとんど無言。いつも特別お喋りするわけではないけれど、空気が違う。洋平、重症。

帰れば当然夕食は終わっていて、私たちの分だけがテーブルに並べられる。

いくつかの色のパプリカが入った酢豚。
初めは抵抗していた瞳子も、パプリカにダイエット効果があると、どこかで聞きかじってきてから、よく食べるようになったピーマンの類。

考えたら、今日はあまり食べる事をしてなかったな。
だけど空腹感がない。酢豚の酸味がかろうじて刺激になってくれた。

『忙しそうね。でも食べるのはちゃんとしなければね。ふたりともなんだか顔色が冴えないわよ。』

そう言われたら、無理してでも出されたものは完食しなければと、機械的に口に運ぶ。

終わると洋平は直ぐに二階に上がって行った。

『しのぶ、大丈夫なの?』

『なにが?』

『なにが、じゃないわよ。なんか変よ。洋ちゃん、いつもと違う。
いちいち干渉するわけじゃないけど、あんたより洋ちゃんが変っていうのが珍しい。
仕事が大変なのはわかるけど、それだけでないのなら、あんたがしっかりしないとね。
本当に大丈夫?
かあさんにできる事なら言いなさいよ。』

恐るべし親の感。

『うん、ちょっと煮えてるかもしれない。
大丈夫だよ。』

そう言って私も二階に上がる。長居は無用じゃ。

洋平はいなかった。お風呂だな。
実際はちょっと煮えてるどころではないかもしれない。沸騰だ。厄介だな。
着替えてから、脱ぎ散らかしてあった洋平のスーツもハンガーにかける。
かけてからパタパタと叩いて、なにかポケットに入ってるかどうかを確認。
クシャリと音がするものをだす。
電話番号だろうか。小さな紙切れ。名刺じゃないんだ。
それをひったくるように取り上げて、クシャクシャと丸めるとゴミ箱に投げ捨てた。

もう出たのか。

じゃ私が入る。歩き出したら、スェットの襟首を掴まれた。
私は猫か。

『シャンプーが終わった。』

言ったのはそれだけだった。

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コメント4

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  1. しのぶさん(99歳)ID:5599322・11/15

    リーズさん
    猛禽でも多分無理です。

  2. チハルさん(100歳)ID:5599316・11/15

    洋平氏重症なら 猛禽類先生➰😱お願いします🙇⤵なんちゃって ごめん😁💓

  3. しのぶさん(99歳)ID:5598258・11/15

    ローズさん
    うん、違った。

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