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梨沙子と裕紀のお話。

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テーマ:小説 > 男女関係

2016/11/14 18:26:37

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お店に着くと、
お昼時のわりには人も少なく
少し奥まった窓際の席に通された。


注文を終えて水を一口飲んだ。


「さて…今日の面接はどうだった?」


歩きながら聞いてもよかったが、
落ち着いた状態で聞きたかったし、
梨紗も何も言ってこなかったので
ここへきてようやく切り出した。


梨紗はどっちとも
分からない顔をしていたが、
くしゃくしゃの笑顔をみせて、


「裕紀くんのおかげで内定でましたー!」


とガッツポーズをした。


「ほんと?!おめでとう…!!
いや、俺は何にもしてないよ。
梨紗が頑張ったから。おつかれさま。」


「ありがとう。すごく嬉しいよ〜!
これでZ社も受かる気がしてきた。」


梨紗は無邪気にそう言った。
俺は何と返したらいいか分からず、
一瞬間が空いてしまったが、


「そうだね。発表明日だもんね。
通知届いたらまた結果教えてね。」


とだけ伝えた。
もし受かってるなら何も知らないほうが
梨紗のためだし、
気持ちが上向きになっているところに
水を差したくはなかった。


内心は大島の件がどうなったのか心配で、
この日食べたパスタの味は
あまりよく分からなかった。

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