ツインレイ-再会したふたり-

中学生の時に小さな恋をして別れ、再会したふたりの物語とhoneyの人生の物語。

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春を疑わない。

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2016/11/14 17:56:40

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ひとり、ウォーキングをしていて
風の中。小川の流れ。樹木の葉。
終わりゆく花の季節を惜しむように
咲いている夏の花達。

いろんなことに、刺激を受ける。

桜の木は、赤く色づいた葉を落として
もう、春の花芽をつけていた。
枇杷の木は、緑の葉をつけたまま
花芽を同じように。
次の春を疑わずに。

私が、明日を信じなくなったのは
いつからだろう。
生まれてきたら、死ぬ時が来る。
これは、生命そのものの理で。
どうすることも出来ない。


もう、ずっとずっと前
病気の末期状態になった母を車に乗せ
桜並木の通りをゆっくりと走った。
(母は、次の桜を見ることはもうないんだ)
揺るがせることのない、事実に
夜になってひとりになってから泣いた。

ナースに尋ねた。
「もう、治ることはないんでしょうか」
【そうね奇跡が起きたら】

医療従事者が「奇跡」という言葉を出した時は、もう差し迫った別れがあるということ。

母は、梅雨が明けるまえに
夏の花を見ることもなく空にあがっていった。


桜の花芽を、枇杷の花芽を見て泣いた。
「なぜ、あなたたちは春を信じられるの?
まだ、これから冬が来るのに。」

『なぜ、自分の命のチカラを信じられないのか、そっちのほうがヘーン(´∀`*)ウフフ』
わずかに残った葉を揺らして、桜が笑った。
笑われたので、私もくすっと泣き笑いした。

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