【SSS】シオの道草ブログ

☆シオ短編集☆【悠の詩】ゆるんゆるんと執筆中φ(・ω・*)

  • 記事数 1365
  • 読者 122
  • 昨日のアクセス数 1243

漆黒の王女.120 ~エピローグ⑦~

しおりをはさむ

2016/11/16 22:04:49

  • 7
  • 0

そして、気がつけばーーーシーナと出逢ってから半年以上が経っていた。



漆黒城の修繕が完了してから大分空いた。僕達は手紙を送り合っていたけれど、あれから逢ってなかった。

シーナは、お父さんのお付きだったじいやさんから城主としてのあれこれを学びながら、ねえさんの代わりに侍女となったイオさんを従えて日々奮闘している。

僕は、猟師としての本分をこなす傍ら、実はある事を計画中でアストラおじさん達の研究も手伝っていた。

そんなわけで僕もシーナもかなり忙しくしてて、足を運んでる暇がなかったのだが。

、、、僕は今、シーナから譲り受けた黒いグライダーを風に乗せて、漆黒城へ向かっている。

僕の家に来たシーナ宛の手紙と、おかみさんお手製のお弁当をたっぷり持たされて、


『積もる話もあるだろう、ゆっくりしておいで。シーナによろしく言っといておくれ』


親方とおかみさんにそう見送られたのだった。



本日快晴、飛行日和だ。穏やかな気流がグライダーをお城へ導く。


「あ、、、見えてきた」


あんなに煤だらけで真っ黒だったお城は、太陽に照らされてキラキラと白光りしていた。


『おー、サザーン』


園庭にクルーのヘクトルさんがいて、大声で僕に呼び掛けた。

ヘクトルさんはイオさんにくっついてクルーを出てきたのだ。今では立派な庭師。


『シーナなら執務室で籠ってるはずだぜ』


「そう、ありがとう!」


僕はヘクトルさんに手を振り、執務室のある棟へと方向転換した。



執務室の広いバルコニーに着地すると、窓の奥からひとつの人影が近づいてきた。

パタパタと足音を立て、ガチャッと勢いよくアーチ型の大窓を開け放ったのは、


『やっぱりサザンだ!よく来たね』


黒髪が肩スレスレの所まで伸びた、城主らしく身なりを整えたシーナだった。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

  1. 1

  2. 2

    MyhoneyCin...

    2時間前

    ひみつの恋。

    まきちむ

    記事数 17222 / 読者数 3994

  1. 3

    瀬奈

    記事数 602 / 読者数 1961

  2. 4

    未来予想図

    4日前

    幼なじみのハルとまお♡

    まお

    記事数 741 / 読者数 2727

関連するブログ記事

  1. 村から港町への手紙は、回収人に渡した後は一日で届く。アス...

  2. シャーッ…「……」シャーッ!!「こちらを覗いてる...

  1. 僕の居場所が区画整理され狭くなった鯖統合で...

  2. 靴痕はそこにしか無かった。家の周りも見てみたけど、何も無かっ...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

4/26 編集部Pick up!!

  1. 驚いてて2度見した子連れの行動
  2. 5歳息子に慰められた母の失態
  3. 電車でイチャつく男女の会話

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3