エリさんのブログ

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笑顔の彼奴

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テーマ:小説 > 短編

2016/11/15 05:29:32

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あれから一年後の11月、同じような出張依頼があり行かざる得なかった。

そしてスーパーで惣菜を買って昼にしようと立ち寄った。
『かか!」3歳位に見える色白の男の子がよちよち白いミニワンピースの女性に駆け寄る。

ここ数年日焼けをしてないかのような白さと綺麗な肌してるグラマラスな女性…間違いない美羽だ。
周りも振り返る美少年の母親はやはり美人だった。

脚も細く痩せてる、綺麗な鍛え方をしてるのがわかる、一児の母には見えないほど若々しくミニスカもすごく似合う…努力してるのだろうが
あれ程の綺麗な人は稀だろうし、アラサーには見えなくていい表すなら化け物、いや魔女かもしれない。

見た目があの頃よりも綺麗と思えた。
彼女の姿が前見た時よりも違い…手の届かない人なんだと感じさせられる。

「あのおじさん何してるの?」
少年は不思議そうに俺を見て母親の美羽に聞く。
んー?なんだろうね?今夜のご飯のことをきっと考えてるんだよ、さあおやつ何がいい?と何も気にしないとばかりににこりと子どもに微笑んでお菓子コーナーへと歩いてった。

子どものかわいい無邪気なところかお菓子で頭いっぱいなったようだ、はしゃぎながら喜んで歩く。
独身の頃のような不安定…精神的な儚さは感じられない…竹のようなしなやかな人にみえた。


ふと感じたのは、あの頃の彼女は孤独な感覚を消したくて更に自分の家族から逃げるため必死だったのだ、きっと心細く彼女の気持ちはどの人に対しても猜疑心で一杯な状況、という心のバケツが砂漠の如く潤うことのなく渇き、苦しかったのだろう

俺は心を満たすなんて彼女には出来なかった、
彼女の旦那はきっと俺はどう足掻こうが敵わない人だろう。

ストーキングしてるわけでもない。
でもここら辺に行って彼女を見つける度
俺の心は傷んだ。2度と行きたくない…

彼女がこの傷を癒すか痛みを忘れるまでは…

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