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漆黒の王女.117 ~エピローグ④~

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2016/11/14 21:45:41

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僕は早速、アストラおじさんの所へ通信を飛ばした。親方の家は、まだ親方達は戻ってないはずだと思ったから。

なかなか向こうが受信してくれなかった。知らない所からの発信だから、怪しまれていたのかもしれない。

ツー、ツー、と沢山音を聞いた果てにガチャリ、


【もしもし、どなたですか?ドーゾ】


最後に聞いてからまだ1週間も経ってなかったのに、もうずっと前のような気がする。

信頼の厚いアストラおじさんの声を聞いて、僕は心底安堵したんだ。


「おじさん、僕だよ。サザンです」


【サザン!!】


僕のうわずった声を聞くと、おじさんは歓喜の声を上げた。

その後ろから、アルテとベスタおばさん、そしてなんと、親方とおかみさんの声もあった。


【サザン!無事なのかい!?シーナは!?

あぁもう、妙な胸騒ぎがして向こうを早く切り上げて戻ってきたら、あんた達の姿が無いから、、、!

アストラから知る限りの事を聞いて、気が気じゃなかったんだからねぇ、、、!】


おかみさんがわぁわぁと泣きながら喋るのを、僕とシーナは肩を縮み込ませながら聞いた。

その後で親方が代わり、僕はこれまでの事をかいつまんで話した。


【なるほどなぁ、、、そういった経緯で、シーナは記憶をなくして俺達と出逢ったんだなぁ】


親方は感慨深げに言った。


【なぁシーナ。

せっかく記憶が戻ったというのに、お前さんの住処の城が焼けちまって、、、

サザンと一緒に帰ってこい。また皆で今まで通り暮らそうや】


親方のこの言葉に、じいやさんが憤慨した。


『姫様!

漆黒城を、王とお妃と共に過ごされたあの城を、手離すと申されるか、、、!?

それは、それはなりません、そんな酷な事だけは、どうか、、、!!』


じいやさんの涙ながらの訴えに、シーナもすっかり同調した。


『うん、、、私も、、、お城をあのままにしておけない、、、』


すると、横からアストラおじさんがひとつ提案をした。

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