エリさんのブログ

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笑顔の彼奴

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テーマ:小説 > 短編

2016/11/13 01:38:17

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一度浮気されたそれから別れたが、あれから四年いや、5年経とうとしている。
相瀬 美羽、彼女はとんだ悪女だと思ってたし、騙された。
別れて清々したと思ってた。
でも…俺の中で何か蟠りがあり、ずっとモヤモヤしていた。

もう33なる俺は…27の夏を彼女に捧げたのを忘れれずにいた。

他の女と付き合ったとしてもうまくいかない。
悪女だと思ってても彼女を超える存在がいなかった。
あそこまで依存していたのかと俺はハッとし
未だに引きずっている。

その彼女を見掛けたのはいないと思って着ていた遠く離れた地方の田舎

出張から都心に帰る前にコンビニに寄ったのだった。

一台の車がコンビニに止まる。
運転席に縮こまるかのように座り運転していた。きっと背が高いのだろう。
そこから降りたのは赤ん坊を抱きしめていたあの人だった。

悔しい憎い…そして何より幸せそうにしてるのが許せない…チカヨルナと叫びたくなるほどだった。

上司が彼女に気がつく。あの子だよね?と俺に聞いてきた。

まさか俺の居場所知っててなのか?
もしそうなら…

そう考えてるうちに俺に気が付いた彼女は驚いていたものの直ぐに何もなかったかのように子供に話しかけコンビニ入ってく。

驚く顔をすると言うこと…ならば彼女はたまたまここに引っ越した…ってなわけだ。

調べてみた。アカウントが引っかかるも更新はしてなく…

別のアカウントを見つけた。
苗字は変わりアカウントを作り直した様子。
子供の写真や裁縫で作った作品、たまに道路脇に咲く野花を写していた。
文面から彼女はあの頃より変わり、落ち着いた女性、母親なったんだとつくづく感じられる。

でもこれでも黒い感情は…消えなかった。

激しい大恋愛だったのに短い間の付き合いで終わったからだった。

ストイックに彼女を束縛し、困らせていた。
男に連絡すらとるなとばかり。
彼女は縛られるのが何より嫌いなようす。
男にとはいえオンラインゲームのゲーム仲間だったり古い友人でお互い意識なんてしてなかった風だった。
それでも不安が拭えなくて束縛し…その反動が彼女を浮気に走らせたのだろう。

頭ではそう推測できる。
でも彼女は単に頭の切り替えが早いのかもしれない。今思えば浮気とかしてなかったと思う。
なぜか、彼女の投稿見てて思った。

俺の後に何人かと付き合うもののかなりの暴力に最後受けたらしかった。
その時期が半年から一年の間隔
…彼女はかなりモテてる方なんだって思った。

そりゃぁ…地味さもなんとなしにあったけどかなり顔だちが良く綺麗な人だったからだろう。


それが目の前で子ども抱いてた…昔と変わらず綺麗なまま。
そして車の中の男に「ありがとう父ちゃん、気を付けていくんだよ?行ってらっしゃい愛してるよ」なんてコンビニの前で話していた。

胸の中、俺の中で黒いものがこみ上げた。
彼女がコンビニでてから、なにごともないかのような、俺を忘れたかのような風だった。
でも俺が睨んでたせいか怯えた表情で一度振り返り幾らか早い歩調で立ち去った。

内心拍子抜けだった。あの頃のあの人なら話しかけてくるくらい人懐っこく、しつこい人だった。でも全く違い、警戒心丸出しの怯えた感じ、子どもを守ろうとする姿勢だろう。
一言…話したいと思った。

話したくない人、でも何故か声かけたくなったものの彼女は立ち去った後。
ならばこの地に2度と行かないだろう。

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