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ファーストタイム ⑧ (花エク)

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テーマ:小説 > 官能小説

2016/11/12 15:05:08

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『貴様…!!何故ここに来れた…!!』


メフィストの翼がバサっと広がり、
怒りでビリビリと周りの空気が震えた。

ハルはしっかりと私の腰を抱いた後、
メフィストへ向き合い、魔導の指輪に触れた。



「ココは、地獄の門の入り口だ。
死者しか通れない道の入り口に立てるのは、
メフィスト、お前が連れて来た者か、
死に近しい者…
そうだったよな?」


『くっ…』


「加えて、この魔導の指輪は引き合う様に作らせた、
エクソシスト様特注の魔導具だ。
お前が昼間に現れた地点で、こうなる事は予想済みだ」


ハルの指先が、ヒンヤリと冷たい。
まさか…


「ハル、あなたまさか、また仮死状態に…?!」

「…ここにアンネが居たのは、想定外だった。
1人でケリつけたかったのに、ホント、お前は勝手に動くんだから…」


困った様に、しょーがねえな、と呟くハルが愛しくて、
アンネは思わず、ハルの頬を両手で抱えて、
口付けをしていた。



「ん…っ、アンネ…」


「……ハル、メフィストを倒しましょう、
一緒に。

そして、、、

倒して、

あなたの傷が癒えたら……

私、、

あなたの物に、なるわ…」



ハルの大きな瞳が益々大きく開き、
アンネを穴が開くほど見つめたが。

メフィストの攻撃がすぐさま始まり、
ハルは戦闘モードに入った。



「メフィスト……ここでお前の運命も終わりだ!!!」


『何っっ…!!
?!動けないっ…!!
貴様、何をした!!』


「アンネ、魔導の指輪を割れ!!」

「は、はいっ!!」



ハルとアンネが同時に魔導の指輪を割ると、
雷のイカズチがメフィストへ目掛けて光の速さでぶつかり、その勢いで地獄の門が開いた。



『ギャアアアアアァァァァーー!!!』



苦しみ悶えるメフィストが、何か唱えようとしたが、
ハルの魔術で身動きが取れず、
どんどん地獄の門へ近づいていく。

メフィストは、イカズチに押されながら、
地獄の奥の奥まで落ちて行き、、、


『貴様っっ…地獄で…
地獄に来たら……貴様を…!!!!』




メフィストがあらん限りの声で叫ぶ中、

地獄の門は、
大きな音を立てて、
ゆっくりと閉まって行ったーーーーーーー。








はぁ…はぁ…

私が息を整える間、ハルは目を閉じながら、脇腹を押さえて倒れてしまった。


「ハル!!!」

見ると、ハルの腹部からは真新しい鮮血がドロドロと流れ続け、辺りを真っ赤に染めていた。

私は、目の前が真っ黒になりそうな目眩を起こす。


この出血量、、
ショック死を起こしてもおかしくないレベルだ。

このままだと、ハルは死んでしまう。


「ハル、ハル…!!
どうしよう、どうしたら良いの?!
ハル、死なないで、お願い、、、ハル!!」


ハルの居ない人生なんて、
考えられない。
ハルが永らえさせてくれた、
私の命。

メフィストがいようがいまいが、関係ない。
私は、ハルさえ居れば…
ハルのお陰で…


「誰か、、、
誰か、助けて…助けて…!!!」










突然。


カッ!!!


と、まばゆい光が空間を裂いた。

いつも見慣れた大きな、長い斧。


あれは、、、
ハルの退魔の斧…?!



「ハル!!!アンネちゃん!!!」


そこには、必死の形相で、
汗を額に流したヨハンが、
退魔の斧を振りかざして空間から入って来ていた。



「ハル…
マズイな、血が止まらない、
アンネちゃん、一緒に運んでくれ!」


「はっ、はい!!」


ヨハンはハルを抱えると、アンネの手を掴んで、
急いで地獄の世界から脱出した。

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