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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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小さな紙【337】

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テーマ:小説 > BL

2016/11/14 18:33:13

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★ボクはそれでも恋をする★       





タクミはなすすべなく帰国当日を迎えた。
二日酔いのガクの分のカバンも持ち、
寮からでると、お見送りの自治会メンバー
がそろっている。


〔みんな、短い間だっけど、有意義だったわ。
帰国しても、ここでの事を役に立てて、ちょう
だいね〕


仲良くなった物どうしが、名残惜しそうに
ハグをかわし、バスに乗り込んでいく。

ガクと手をつなぎ、引っ張るよにバスの
ステップへ足をかけた。


〔ヘイ!タクミ〕


背後から声を掛けられ、振り向くとリズが
手を上げていた。


「ん?」


リズはタクミに向かって手招きをしている。
ガクをバスに乗せ、リズの元へ走った。


〔ボクですか?〕

〔そうよ。あのね、これ〕


リズはそういって、小さく折りたたんだ
紙を差し出した。


〔君の連絡先なんてもらえないよ〕

〔はぁ?アハハハ。違うわ、私じゃない〕

〔え?〕


リズは笑いながら、タクミにその紙を
握らせる。


〔これね、マークウッド大学のバスケット部
にいた日本人留学生から預かってたの〕

〔シンから…〕

〔あなたが帰国する時に渡して欲しいって。
彼ってハンサムボーイね〕


タクミの顔が赤くなる。


〔確かに渡したわよ〕

〔はい、ありがとうございます〕

〔じゃ、バーイ〕


リズは一歩下がって、タクミを見送る。
タクミは深々と頭を下げてから、バスに
乗り込んだ。


「タクミン、どうしたの?なんかあったぁ~~」

「リズさんに、お手紙もらいました」

「はぁ~~俺が頭痛で弱ってるすきに、な~に
やってんのよ~」

「フフフ、ガクさんは寝て下さい。空港に
ついたら、起こしてあげますから」

「ふ~~~ん~~~、ま、よろしく」


ガクはタクミの膝に頭をのせ、目を閉じた。
バスが高速道路へ入る頃、ガクが熟睡
したので、そっと紙を広げる。

そこには新しいメールアドレスと『シン』と
署名が書かれていた。






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