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切ない恋の物語 

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高校時代154

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/11 07:21:30

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電車に乗っている時間は
あっという間で


後少しでお別れかと思うと
ちょっぴり寂しくなる。


電車を降り
バス停へ向かおうとしたら


純平が、親から貰ったタクシー券を
持っているというので、家まで送ってもらった。


いつもは


別れる間際に
キスをするのだけれど


流石に運転手さんがいる前では
お互いに恥ずかしくて


名残惜しくも
そのまま彼を見送った。


部屋に戻り軽くメイクを落とし
少し汗ばんでいたので
バスルームへと向かった。


着ているものを全て脱ぎ
鏡の前で、自分の裸をじっと見つめる。


付き合い始めて
彼には何度か、身体を触れられたけれど


今度は、それだけじゃない‥


脳内で彼に抱かれる事を想像して


〈彼と結ばれる〉


そんな事を考えていたら‥


嬉しさと恥ずかしさで
たまらなくなり
自分で自分の身体をぎゅっと抱きしめた。


身体のどこかわからない所が
何だか疼いて


別れたばかりなのに
無性に彼に会いたくなって


彼を激しく求めている
自分の変化に戸惑う。



お風呂で身体を念入りに洗い
部屋に戻ると
スマホの着信ランプが
チカチカしていた。


純平からの電話で
折り返しかけ直す。


「ごめん、お風呂入ってた。」


「うん、多分そうだと思った。」


お酒を飲んでいるのか
少し陽気な純平。


「また、飲んでいるの?」


「まぁな。」


「飲酒はダメだよ。」


私の言葉なんて
まるで気にしていない様子で
とても楽しそうな彼。


「何か‥テンション高いね。」


「来月の誕生日が待ち遠しいから。」


「え?今から?(笑)」


「まゆからのプレゼントが

超楽しみ。」





その一言に





再び、全身が熱くなり


みるみるうちに、脈があがっていく。



「俺さー


母親が仕事仕事で
全然家庭的じゃなかったから


今まで、手作りのケーキとか
食べた事なくてさ。


どんなんだろう‥‥って


考えただけで、ワクワクしちゃって。」





あ、、






そっちのプレゼントね。



「‥‥まゆ?」



「あ、、、うん。


ケーキね!!


うんうん!!


気合い入れて作っちゃうよ~♡」



別のプレゼントの事を考えていた自分が
無性に恥ずかしくなり


動揺を悟られないよう振る舞うも
気持ちがコントロール出来ず


大きく深呼吸をするつもりが
呼吸がドンドン浅く速くなっていく。


無駄に高く
変なテンションで応えたせいか


ぷっと笑い出す純平。


「おめー、別の事考えてただろ?」


「え?」


電話の向こうで
笑いをこらえている純平。


「あーもう!


お前サイコーだわ。


てか、今から会いたくなってきた。」


「え?‥


だってさっきまで会ってたじゃん。」


「うん、そうだけど


帰りにキス出来なかったからさ。」


「あ、、、うん。


そうだね、、、


運転手さんいたしね、、、」



純平も同じ気持ちでいたのかと思ったら



何だかとても嬉しくて



〈会いたい〉



逸る気持ちを
抑える事が出来なかった。





*

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