ブログランキング30

ジンさんのセックス~時々 妄想

昔のエロ話書いてます!妄想あり。あの人と再会したら?官能&恋愛小説も書いてます!

  • 記事数 1369
  • 読者 2180
  • 昨日のアクセス数 12110

小説)女心と空模様125

しおりをはさむ

テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/11 06:24:02

  • 148
  • 6

「おめでとうございます」
店にはスタッフが戻ってきていた。ミルフィーユの横に添えられたアイスクリームは溶けかかっていた。

「ほら…食べないと」
「うん…」
ミルフィーユにアイスを絡めて、チョコソースを絡めて、頂く。
「んー美味しい!」
彼が私の顔を見て、クスクス笑う。
「恵子…」
その長い指が、私の唇の端を撫でる。
「ほら…ついてた」
彼はその指を拭くことなく、口の中へ。
「ん…うまいな」
なんともセクシーなその姿に、思わず見とれてしまう。
「俺に見とれてる?」
「そ…そんなはず…ないでしょ?」
「そこは見とれてるって言って欲しかったな!」
顔を見合わせて笑い合う。

指に輝くダイアモンド。
「ねぇ…これ…いつ用意したの?」
「あーそれは…だな……」
彼は恥ずかしそうに、ちょっとだけ下を向いた。
「付き合って…すぐ…」
「……え?付き合ってすぐって…」
「その……嬉しくて…すぐに買いに行った…」
彼が頭を垂れる。

「だ…だってサイズは?」
私の薬指の指はピッタリだ。私は彼にサイズを教えたことはない。
「その……寝てる間に渡したくて計った…サイズだけ、さっき直しに行って……って…気持ち悪いだろ?」
「…………びっくり…」
「こんな…こんな俺でも…いい?」
彼が私をチラリと見る。

「……いい……優真がいい…優真だけがいいよ…」
彼がかわいく見えて、私は彼の頬にそっと唇を当てた。
「ずっと一緒にいようね…」
「ああ…」

二人並んで店を出る。外は小さな雪が舞っていた。クリスマスのイルミネーションにマッチして、とても綺麗だ。街行く人々は体を丸めている。

両手に息を吹きかけた。真っ白な息はすぐに消えてしまう。
「ここに……」
彼の手が私の手をつかみ、左手のコートのポケットに。
「これなら…俺も温かいから…」
「……ありがと…」

「帰ろうか…」
「うん…」
「あ!」
「シーツ……」
昨日私が汚したシーツのことだ。
「えっと…とりあえず洗濯機に入れてきました…」
恥ずかしくて下を向く。
「ありがとな…俺…指輪のサイズ直すことしか頭になかった……」
「……だから…出掛けてたんだね…」
「今日はソファで寝ようか…」
「うん」

二人寄り添って街を歩いた。たくさんの人がいるのに、二人きりのような感覚。コートのポケットの中で、二人の手は強く握られていた。

同じテーマの記事

コメント6

しおりをはさむ

  1. ベベさん(50歳)ID:5573981・11/11

    ホント、素敵。
    今年のクリスマス、期待しちゃう?

  2. エリーさん(49歳)ID:5573884・11/11

    すっかりこのストーリーに
    ハマってます💕💕
    次を読むのがとっても楽しみです✨

  3. ジジさん(41歳)ID:5572415・11/11

    こんな素敵な旦那様と結婚したかったなー。

    物語に癒されてます(^^)
    ありがとうございます!
    お仕事お忙しい中でも、更新して頂きありがとうございます💖

    寒くなってまいりましたので、風邪などにはお気をつけ下さいませ😊

もっと見る

関連するブログ記事

  1. 今日は彼に合わせて、赤ワインをいただく。 ...

  2. 曲がり角6

    2015/03/30

    優「そろそろ薬指に合うやつを探そうって昨日話したじゃん?」...

  1. 店員さんにふたりで左手の薬指のサイズを測ってもらった。...

  2. 曲がり角12

    2015/04/02

    『Willyou marry me?』 そのプレート...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

12/9 編集部Pick up!!

  1. 病院で子供に話しかけられた
  2. コンビニ店員の発言で客が苦笑い
  3. 職場全員がドン引きした同僚妊婦

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3