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ユキさんのブログ

エンディング♪世界が終わるまでは〜♪のとこをYSB登場選手に置き換えると萌えてしまう

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高校3年生 花嫁になる日

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/12 23:24:10

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ああああああああ

誰か助けて


「せ…先生…?」

「……ん?」


怒ってます
すねてます
不機嫌です

「お、怒ってる?」
「……怒ってない」
怒ってるじゃん

起きてきた先生はご覧の通り

で、私はご覧の通り元気いっぱい
だってねスイミング疲れたから
今日もたっぷり眠れたの

先生がお風呂に行ってる間に

寝てましたけど何か?


昨日のスイミングは最初の体験と違って
バタ足に始まりバタ足に終わる過酷なもので
祥ちゃんは私を見て
「かなちゃーん!アイニージュー!」
ってちょー喜んだ

なのに練習が始まると顔は真剣で容赦なく
イケメンがますますイケメンになった

だけど終了5分前には
宝物探し対決とか
『8コースからはみ出たらサメ』の
ビーチボール対決とか遊んでくれた

帰りは涼太は紗江コンだからバスで
祥ちゃんが上がるのを10分くらい待って
祥ちゃんと一緒に帰った

私の後ろから歩いて
スイミングバッグを満足そうに見つめる祥ちゃんは
変質者が女子高生の後ろをつけてるみたいだった

で、マンションの下に着いたら
時間的に先生に会って
ご飯食べてお風呂入って
睡魔に召された結果がこれです

チューもギューもしてません
私が寝た後に
先生が勝手にしたことを願う


「先生朝ごはんは?はいコーヒー」
「かなちゃん…」
「なぁに?あーんして?
 今日の玉子焼きはちょー上手くできた!」
「こんなこと言いたくないけどさ…」
「あーん」
「…あーん」

「美味しい?」
「美味しい」
「先生好みに甘さ控えめのお出汁味!」

今日は11月3日、お休み
だから朝は時間があった
なんせ21時には寝てたから6時前から目が覚めてゆっくり朝ごはんを準備した

甘いもの嫌いなくせに甘い玉子焼きが好きな監督と
甘いもの好きなのに玉子焼きは甘くない方が好きな先生

この玉子焼きはみさき先生に教えてもらった


先生はたぶん怒ってるんだけど
怒らせちゃったどうしよ…とか
シュンシュンショボボボーンとかは無く
むしろ『怒ってます』を前面に出す先生は
可愛くて仕方なかった

朝ごはんが終わって
特別大サービスに私がお片づけ
いやご機嫌取りだけどね

可愛い先生は無言の新聞タイム
ソファーでそれを読む先生の背中を眺めつつ
ベランダに面したリビングとダイニングの掃き出し窓からは爽やかな朝の光が差し込んで

まーぶしーー!

って酔いしれてたら
新聞はリビングのテーブルに畳んで置かれて
先生の姿はなかった

「先生?」

寝室からガサゴソ音がして
先生は着替えて出てきた

で、そのままこっちに来て
機嫌が直ったか知らないけど
背後からくっついて頬にキスして
耳にキスして首にキスして

「かなちゃんピアスは高須先生にもらった
 硬球のにしないの?」
「するよ!」
「指輪とネックレスは?」
「筆箱」

「今度からこれに入れて」

先生はしつこく首にキスしながら
私の前に小さな包み紙を出した
赤いリボンがかけてあって
どう見てもプレゼント

「何プレゼント?」
「ん〜…可愛い花嫁さん記念?」

泡泡スポンジを持ってるから受け取れなくて
先生はそのままリボンを解いて
包み紙を開けた

「わ!可愛い!」
「指輪もピアスもネックレスも
 ぐちゃぐちゃにならずにしまえるよ」

携帯用のジュエリーケースだった
ピアスもちゃんと差し込めて
ネックレスも絡まないように巻けて
指輪もガシャガシャ動かずに固定できるようになっていた
ピンクのレザーで
ぱっと見は小銭入れみたいだけど
ゴールドの糸でさり気なく指輪のモチーフが刺繍してあった

「昨日の夜…買いに行ったの?」
「うん、ちばっちと木田と
 駅で待ち合わせしてたから」
「どこで?」
「駅ビルの中の
 アクセサリーやさんにあった」
そんなとこ覗くんだ
「筆箱は可哀想だなって思って」

手に付いた泡を流して
筆箱から出した私の宝物を
「つけようか?」
「いい、あとで本番でつけて?」
「うん」
鉛筆に絡まったネックレスをほどき
消しゴムにくっついた指輪を
リングホルダーに通した
「先生のも貸して」
「え?」
「後で一緒につけよう?」
「うん」
二つ並べて通して
ボタンをとめた

私が浮気してる間に
先生はこんなの買いに行ってくれて
わざわざプレゼントに包んでもらって

なのに私は
監督はともかく
たくちゃんちで高級グラタンを食べて
こともあろうに
たくちゃんの匂いに酔いしれ

「先生…」
「ん?かなちゃんそろそろ着替えたら?」

「大好きだよ」

先生はただ笑って
おでこにチュッてした

着替えて車で出発
私はすっぴん
化粧したら監督に怒られるからじゃないよ

「楽しみだね」
「そう?」
「先生嫌だ?」
「嫌っていうか…恥ずかしい」





「紫藤様、お待ちしておりました」

「おはようございます!」

あいかわらずゴリなのにべっぴんな赤城さん

「ご家族様いらしてますよ」
「もう来たんですか?早…」
「お荷物お預かりしますね」

そう

今日はこれ

とうとうあの日が来た

ゴリが連れてってくれた部屋は
選んだドレスが二枚吊るしてあって
アロマ?のいい匂い
いい雰囲気なヨーロピアンな部屋

で、

「お母さん!」

優しく笑って私を見たのは
2人のお母さん

「お父さんたちは?」
「あっちで待ってるって
 私たちはメイクから見たいし」
「あっそう」

親の気持ちはわからないけど
式をするわけじゃない写真撮影を
お父さんもお母さんも見たがって

「淳ちゃんいる時じゃなくてよかったの?」
「写真見れればいいって」
「まぁ男人はそうよね」
「かなちゃん可愛いの選んだわね!」
「ホントはマーメイド着たかったんだけど」
「本当に着たかったの?」
「似合ってなかったよね?」
「ノーコメントでごめん…」
先生のくせに可愛いって言えない程…

「では新婦様、着替えていただいて
 メイクからしていきますね」

なんかすんごい道具が広げられて
すっぴんの顔がみるみるうちに大変身
それと並行して
「これはご自分で?」
「いえ、友達が作ってくれました」
母ちゃんが作ってくれたネイルチップ
「上手ですね!
 しかもこの絵柄…」

「すごい気持ちを感じますね」

「はい…」


私の指先に
白球がアーチを描く



こんな日がこんなに早く来るなら



伸ばしとけばよかった



変身した私と
変身…した?先生


お母さん2人は
「可愛い!」
「かなちゃんっぽい!」
喜んで

「大貴はなんか…」
「いつもとそう変わらない」
「はい…」

式場の車に乗って
撮影場所に向かった


私たちが出会った場所


今日はなんだか見飽きたここが
特別な空間に見えた

こんな華やかに着飾ってるのに
いつもみたいに地下に降りて
ロビーの玄関を入って

「なんかウケるね」
「変な感じ」

面白い感覚だった



「かなちゃん!」

え?

こっちで待ってたのは
お父さんズだけじゃなかった

「なんで…」

「可愛い花嫁さんが来た」

聞いてないよ

その人は変身した私と先生を見て
優しい顔で安心したように


「おめでとう」


笑った

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コメント27

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  1. キャロルさん(46歳)ID:5583255・11/13

    うーん、けいくんに1票!
    「かなちゃん」って言ったのは紗江ちゃんとか?

    続きが楽しみ〜!

  2. ユキさん(32歳)ID:5582485・11/13

    リンジーさん
    紗江コン涼太だったからね笑
    やっぱパパがいないからママに優しくなるんかね〜
    ヒロリンもそうやん
    やっぱ似たような2人笑

  3. ユキさん(32歳)ID:5582482・11/13

    パトリシアさん
    おばあちゃんね!
    最近出ない!
    少し前の声だけ出演以来やん!

    あああ早くおばあちゃん出る回を書きたい!
    構想済み笑
    自分が怖い(;・∀・)笑

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