ユキナのかれし。

イジワルないとこと優しい男友達。

  • 記事数 99
  • 読者 682
  • 昨日のアクセス数 330

てをつなぐ

しおりをはさむ

テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/09 23:25:20

  • 166
  • 0

さっきいた公園前を横切る時
なっちゃんが手を伸ばしてきた。


「・・・?」

「つないでもいい?」


なっちゃんはにっこり。
わたしの願いが通じたのかな。


温かい手をとって、
ぎゅうぎゅう握り合う。


「痛いよ」と笑うなっちゃんに
切なくなった。


なっちゃんは、本当に
アイリちゃんのこと、
もういいのだろうか?


聞きたかったけど、
蒸し返すのもよくないのかな…と
考えているうちに、改札に着いた。


今日はありがとー、というつもりでいたら、
なっちゃんはICカードをかざし、
わたしと一緒に入場した。


「なっちゃん、別線なのに!」

「あ、迷惑だった?」

なっちゃんは少し身を屈めて
わたしの顔を覗き込む。

その表情はすこし不安そう。


「迷惑なんかじゃ…」


迷惑じゃない。その反対。
大事にされているのが嬉しいよ。

混雑しているから、ずっと立ったまま。
ずっと手もつないだまま。


家まで送ると言ってくれたけど
終電の時間もあるし、
わたしの駅のホームで
解散することにした。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

12/6 編集部Pick up!!

  1. 友人に婚約報告し半年後に婚約破棄
  2. 元夫に彼女が出来て大激怒した
  3. 電車の席譲らない人に逆ギレ

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3