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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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や~だ~【327】

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テーマ:小説 > BL

2016/11/10 15:30:21

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★ボクはそれでも恋をする★       





外出から帰ってきた学生たちも、パーティーの
支度を始めていた。

会場はタクミ達の寮の食堂で、カリフォルニア
大学の学生自治会が主催となり、開かれる。


「タクミン、時間だよ」

「病気にしといて」

「ダ~メ。そんなヨレヨレの恰好してないで
着替えて」

「や~だ~」


ガクは両手を腰にあて、母親の様にタクミを
覗き込む。


「始めの自己紹介だけでも出とかないと、これ
からの研究でディスカッションできないよ」

「ぶ~~~ぅ~~~」

「ほら、俺の選んだ服に着替えて。ほらほら」


タクミは嫌々立ち上がり、ガクがコーディネイト
した服に着替えた。


「自己紹介すんだら、抜けるから」

「はいはい」


ガクはクククっと笑って、タクミの手を引き
会場へ向かった。

会場の食堂には、すでに学生が集まってきて
いて、そこかしこで交流が始まっている。


「タクミン、話の輪にはいるよ」

「やだ~」

「俺の横に立ってるだけでいいから」


ガクに手をつながれ、学生の輪に加わる。
タクミは視線を下げ、前髪に隠れるようにして
口をつぐむ。


〔やあやあ、みなさん。グッドイブニ~ング〕


と明るくガクが言うと、学生の輪が開き、2人
を招きいれてくれた。


〔わぁ~お、エキサイティングな髪の色ね。
私はリズよ、あなたは?〕

〔俺はガク、こっちのシャイボーイはタクミ〕

〔よろしく。あなたたちは日本人?〕

〔イェ~ス。ミス、リズは生徒自治会?」

〔そうよ〕


あっという間に打ち解けていた。タクミは
ガクに隠れ、所在なさげに俯く。その間も2人の
手はつながれたままで、時々ガクがキュキュと
握ってくれている。


……早く部屋に戻りたい。
  それにしても、交換学生のわりに体格の
  いい人がやたら多いなぁ


と、会場をさりげなく見渡していた。






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