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Fictions

ありがとうございました。3月中に退会します。

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/08 19:09:35

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その翌日は、体が重くて、まるで鉛のよう。
学校に行けるような精神状態ではなく、母に学校を休むと言った。

今まで、こんな休み方をしたことはなかったから、行きなさいと言われるかと身構えたが、母は学校に連絡を入れてくれた。


私が休むことで村上先生に誤解を与えたくなかったが、そこまで気も回らず、どう伝えればいいのかもわからなくて、スマホを手にとっては置き、手にとっては…を繰り返していた。


義父がいるこの家にいるのは嫌だったが、部屋には鍵をかけて一日中寝ていた。昼食時には一度声を掛けられたが、食欲もないので断った。

枕を涙で濡らし、遥と交わした言葉や、笑顔を思い出すと、会いたい気持ちで胸が苦しかった。


いっつもふざけてばっかりだったのに…
昨日の遥は、見たことないぐらい素直で。



『好きだ』って、たくさん…

何度も言ってくれた。





私も、遥がいる街に行きたい。
どうすれば行けるのだろう…



そうして一日過ごし、夜中にメールが来た。村上先生からだった。
『具合はどう?』と体を気遣うものだった。


少し悩んだが、先生に電話をした。
拍子抜けするぐらい普段と変わらない受け答えをする先生。
私を抱いたことで葛藤もあっただろうが、それを感じさせなかった。


「先生…昨日はごめんなさい」

『いいや。俺こそ…大人げないことをした』



村上先生は、謝りたかったと言っていた。
簡単に乗るべきじゃなかったと。


私も、その場の寂しさをたやすく埋めるために先生の温かさにすがった。そんなことをしたって、何も埋まらなかったのに。

村上先生も、私も、恋に落ちることはない。



『浅野と会ったんだろ。あいつ、今日登校したよ。手続きとかあったからね』

「来てたの…?」

『キレられたよ…碧に何してんだって。返す言葉がなかったよ』



先生は終始穏やかで。
もうふらふらするなよと言い、明日は学校に来るようにと電話を切った。

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