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切ない恋の物語 

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高校時代151

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/11/08 13:03:20

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気付けば


駅までに続く道のりは
静かになっていて

私達は


ゆっくりと駅に向かって歩き始めた。


「遅くなっちゃったな。」


「……うん。」


色々な話をしたせいか


何だか、物凄く
時間が経過したような気がした。


話したい事は沢山あるのに


お互いに、何故か言葉が出なくて…


無言のまま気が付けば


駅に到着していた。


「次の電車まであと25分だって。」


「ちょうど行っちゃったばかりみたいだな。」


「だね。」


「帰り…時間、大丈夫か?」


「純平と一緒って言ってあるから大丈夫。」


「そっか。」


「うん…」


「このまま…帰りたくないな…」


「え?」


「まゆと…もっと一緒にいたい。」


私を見下ろす彼の瞳は
妙に色っぽくて


その一言に

一気に全身が熱くなり


無性に…


彼に抱きつきたい衝動にかられた。


最近は、こんな事がよくあって


身体の奥底に感じる自分の変化に


戸惑いを隠せない。


「あたしも…だよ。」


駅には、また人混みはあって

あまりいちゃいちゃする事はできない。

彼の服の裾をちょこんと掴むと


その上から被せるように
ぎゅっと手を握ってくれた。


…暖かい。


彼と一緒にいるからだろうか


不思議と


不安とかそういう気持ちは消え去っていて


とてもとても穏やかな時間だった。


彼に寄り添い
駅の構内を見渡すと


ちょっぴりレトロな
カレンダーが張り付けてあった。


ぼーっと見つめていると、ふと


来月に彼の誕生日がある事を思い出した。


「ねぇ、純平?」


「ん?」


「来月…誕生日だよね?」


「うん…そうだけど…俺、教えたっけ?」


「うん。知り合った頃に聞いたよ。」


「よく覚えてるな。」


「私ね、人の誕生日覚えるの趣味なの。


林家ぺーってみんなに言われる(笑)」


「何だ、そりゃw」


純平がクスクスと笑い出す。


そこから、話が盛り上がって


さっきとはうってかわって


次から次へと話が止まらなかった。




*

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