シホとのんちゃん。

掴み所のないのんちゃんに振り回される毎日…でもHappy*

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新しい生活、2

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2016/11/04 01:08:41

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ティムさんの運転する車でアパートメントまで向かう。

「わー…道とか綺麗だね。
ビルも思ったよりたくさん。」

「そうだよ。
今まさに発展してる国だからね。
段々と富裕層や中流層が増え、日本食に興味のある人間が増えてきた。
だからこそ、今が進出のチャンスなんだよ。
レイジくん、頑張ろう。」

「はい、頑張ります!」

そこからパパとティムさんとのんちゃんは仕事の話を始めた。

シホは一応聞いてるふりをしながら(笑)、街中の様子を眺めていた。

大きいデパートが何軒もあるし、フィットネスクラブなんかもある。
コンビニも沢山あるし、韓国系の化粧品のチェーン店もある。
なんだなんだ、すごく賑やかじゃん!
これから楽しく生活していけるかも…?!

ワクワクしていると、

「はい、着きますよ~」

と、ティムさんが言いながら、とあるホテルの駐車場に入っていく。

「え…?
ここホテルじゃないの?」

「あ、もしかして、ちゃんとした家が決まるまでの借りぐらしですか?」

「違いますー、ここが社長が選んだ、レイジさんとシホさんのおうち~」

え…。
2人で顔を見合わせる。

「ここのホテルはね、もちろん旅行客もいるけど、レジデンスエリアもあってね。
普通に住めるように作られている部屋があるんだよ。
スーパーも近いし、何より職場から近い。
レイジくんにもシホにもかなり条件がよかったから、ここにしたよ。」

「パパ…?
すごく素敵だし、立地がいいのはとっても嬉しいけど…お家賃、めちゃくちゃ高いんじゃないの??」

のんちゃん含むパパの会社の日本人の社員さんたちは、海外赴任手当てということで、家賃は会社から負担されている。

こんな高級そうなとこの家賃、みんな払ってもらってるわけ??
いくら少人数な会社とはいえ、そんな訳ない気がする。

シホはパパと約束したはず。
普通に他の社員さんと差別なく対応して、と。

転職してきたばっかの平社員の見習い店長が、こんなに手厚い補助を受けられるのかなぁ?!

「シホ…
この国はね、驚くほど物価が安いんだ。
確かにパリでこのクオリティのレジデンスに住んだら月100万円は下らないね。」

ひゃ、100万?!

「でもね、物価が安いから。
なんとこのクオリティで…15万しないくらいなんだよ。」

えぇっ!
ホテル並に綺麗なとこで15万円しないの?
それは破格かも…!

「その国の物価によって、例えば20万出しても古いアパートにしか住めないこともある。
ただこの国に関しては、物価がかなり安いから、この家に住めるんだよ。
2人はこの国に赴任出来てラッキーだったかもな。」

そうなんだ…ラッキーなんだ。
初めての海外生活でドキドキしていたけど、家問題に関しては安泰だわ…♡

その時はパパの言葉を鵜呑みにし、夢の豪華なレジデンス暮らしに舞い上がっていた…。

これから起こる苦労なんて、なーんにも知らずに…。

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