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しのぶ

本当の愛は、与えるものでした。

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804 岩塩の塊

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テーマ:雑感 > 人間関係

2016/10/18 19:14:39

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ばあちゃんたちが昼を用意して待っていてくれた。
時間的には昼をとっくに回っていたから、晴美は済ませていたけれど、なにか言いたそうな顔でアキナ、山下カヨコを見ている、
これ問題だよね。
一応の話しは聞いているはずなんだけど、どこか似たところがあるのかもしれないふたり。

晴美を呼んでくれぐれも種を蒔かないように言い含めた。

年の功を持ち上げてね。

『カヨちゃん、さ、手を洗ってご飯にしましょうね。
洗面所はこっちよ。』

ふっ、ばあちゃんってもんだね、もうカヨちゃんになってる。
申し訳ないけど任せて私は事務所に戻った。

事務所では健人とマキちゃんが頑張ってくれていた。
困った時はこうしていつでも手を貸してくれる。ありがたい以外の何者でもない。
早く家の事もなんとかしなきゃ。

『ああ、そうだった。洋平さんが携帯繋がらないって、心配してましたよ。
大体のことは伝えておきましたけど。』

いけない!洋平にはまだ何も伝えてなかった。
携帯を開けたら着信の山、ラインびっしり。

電話を入れたらもう事務所の前だった。仕方がないのでお出迎え。

『何やってんだよ。俺を忘れるとは何事だ。ったく、それであいつは?』

『家に置いてきた。なんかまだ不安定なんでひとりにするなって言われた。
ばあちゃんたちには悪いと思うんだけど。』

『そうか。なに考えてるんだろうな。
俺、攻めすぎたか?』

『そういう事ではなさそうだけど。
どうなんだろうね。
それでもふっと消えてしまいたくなる、そんな気持ちはわかるような気がする。』

『しのぶ、おまえ‥‥‥‥‥‥』

『私のはそんな深刻な事じゃないから。
やだ、気にしたの?
馬鹿じゃない?女心は空と同じ。いつでもコロコロ変わるのよ。』

ああ、やだやだ、余計な事言っちゃった。

それから健人たちには帰ってもらって、私は暫く仕事を続けた。

家の事も気にはなるが、仕事もほってはおけない。

晴美もだけど、なにも知らない瞳子の事も気になる。
ばあちゃんたちが頼みの綱。

しっかり集中して、早く切り上げよう。

やる事も考える事もいっぱいなのに、どうするんだよ。
後の祭り?
気持ちは祭りの後っぽいんだけどな。

真剣に岩塩の塊、探そうかと思った。

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コメント5

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  1. しのぶさん(99歳)ID:5437763・10/19

    マリアさん
    おはようございます。

    納得です。
    確かな事など言えないけど、どうにもならないジレンマみたいなものでしょうか。

    自分のそんざいとか、今の場所にいる意味がわからなくなって、混乱してしまう。これって、疎外感を感じたことのない人にはわかりませんよね。

    周りは決してそうは思わないんだろうけど、負のおもいは自分の中だけで膨らんでいく、それがたまらなくなるんです。

    きっとそこで誰か、私が私である事を思い知らせてくれなかったら、完全に堕ちてます。

    運良く、捕まえてもらえましたけどね。

    本当に、その日一日を過ごすのか精一杯な毎日だったのです。

  2. マリアさん(52歳)ID:5436846・10/18

    しのぶさん

    そうなんだよね、
    死を意識してないん訳じゃないけれど
    消えたいんだよね

    今の自分
    何なんだ…
    今、誰かの必要になっているのか?

    なんて考えたり…

    愛されている実感
    必要とされている実感

    感じられないと
    自分の立ち位置が分からなくなってしまって

    誰かに思いっきり
    平手を打たれて

    我に返りたかったのかな?

    愛されている実感
    それに飢えてるんだよね

    活きることで精一杯で…

  3. しのぶさん(99歳)ID:5436832・10/18

    コマッチャンったら。

    私よりもばあちゃんたちが頼りになると思います。
    自分で連れてきたくせにね。

    困ったものです。

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