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恋〜いつか出逢ったあなた〜

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/18 23:18:40

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「ごめんねー、遅くなって。」

「いえ…あたしは大丈夫ですけど…アズさん、お疲れなんじゃ…?」

「俺?全然大丈夫。」


お昼前に…アズさんからLINEが来た。


『お疲れちゃーん。知花ちゃん、今日俺と話をする時間が取れちゃったりする?出来れば誰にも内緒で!!』

それは、あたしから言い出したい事でもあった。

だけどF'sのライヴは明後日。

だから…ライヴが終わってからにしようか…どうしようか…って悩んでた。


『お疲れ様です。アズさんの都合のいい時間はいつですか?あたしは16時には上がれます。』

『あっ、16時いいねー!!じゃあ、二階の奥の会議室を取っとくから来てもらえる?』

『分かりました。』

『4649(スタンプ)』


午後からミーティングがあって、16時前には解散になった。

少し早いけど、二階の奥の会議室に行く事にした。


…アズさんも、何か気付いてるんだ。

千里の異変に。


「えーと…早速なんだけどさ…」

アズさんは手にしてた紙袋から、ごそごそと何かを取り出して。

「とりあえず、食べながらでも。」

テーブルの上に、エルワーズのプリンを取り出した。

「あ…」

あたしも…トートバッグから、エルワーズのアップルパイと、ペットボトルのお茶を取り出す。

「あはは。気が合っちゃったね。」

「ほんと。」

笑いながら、あたしはプリンをもらった。


「今日さ、ルームで神に抱き着かれた。」

アズさんがそう切り出して…あたしはスプーンを口に入れたままアズさんを見つめた。

「俺と、いつから一緒だったかって聞いてさ…なんか、ちょっとズズーンって感じになってた。」

「…夕べも、アズさんといつから一緒にいたかって考えたら、頭の中が真っ白になるって言ってました。」

「んー…」

「昔…何かあったんですか?」

あたしは…出会う前の千里の事、あまり知らない。

五人兄弟で…意外と動物が好き…とか、そんな情報しか…


「…神、年長の時に俺と同じ保育園に入って来てね。」

アズさんが、頭をポリポリとかきながら言った。

「今じゃ信じられないけど…それこそノン君とサクちゃんみたいに、肩まで髪の毛伸ばしてさ…めっちゃ可愛かったんだよ。」

「…へえ…」

千里は、小さな頃の写真を見せてくれた事がない。

実家からおじいさまの家に引っ越すときに失くした…って言って、それでもあたしが見たのは…中学生以降のアルバムだった。


「いつもニコニコしてて、みんなのアイドルって感じだったんだ。」

信じないわけじゃないけど…

アズさんの記憶、正しいのかな?なんて思ってしまった。

だって、千里がニコニコ…

う…うーん…


「小学校に入って、一年と二年の時は同じクラスだったから良かったんだけど…三年になるとクラスが離れてね。」

アズさんは、そこで一度大きくため息をついて…

「…神、三年の夏休み明けから…酷いイジメに遭ったんだよ…」

暗い声で言った。

「………え?」

すごく意外な言葉に、あたしはすぐに反応出来なかった。

…イジメ…?

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