エリさんのブログ

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4月の庭木

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テーマ:小説 > 短編

2016/10/18 14:44:49

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2節

子供が生まれ、退院後の夜から夜泣きがひどく妻は日に日にやつれ瘦せ細ってく…俺にできることとすれば夜泣きしてるこどもに母乳与える以外のことだ。
夜妻にはなるだけ寝てもらえる様にとしていた。
哺乳瓶を吸いながらすっぽりと俺の片腕に収まる赤ん坊は目つき鼻の形、そして手足はでかく他自共に認める体の特徴は俺に似てる、少し肩幅が無い華奢というべきかすらっとしてる体型なのは妻に似ていた。父親として…この子を守る…そんな思いがはっきり浮かんでくるのだった。
夜泣きは煩いしかったるいが元気な夜泣きの声に心からほっとし愛おしいく護りたいものが増えた。
抱っこしたりあやすとよく笑い、クーハンや布団の上で寝る表情に癒される。
妻は産褥期の間ほぼ瘦せ細って行きドクター介入があるほど体重が減っていった。
食べても吐くなどの症状からしてストレスが半端ないのだろう。
何が原因かはわからないが、ptsdでの発作が多く…よく泣いていた。
発作時子供の名前を間違えていうことすらある。前に宿し、水子となったこどもと間違えてるらしかった。

本来なら床上げの日なのだが、彼女のやせ細り…妊娠前より誰かわからなくなる位に体重の減りように驚く。
その中、調子の良い時は妻が子供産む前にやりたいと話していた家の修繕を
少しずつ一緒にしていった。
土壁を自力で漆喰に塗り直し、部屋の雰囲気も少しづつ変えてく…
少しづつ妻も手伝いをしてくれる。
妻の塗り方は本当上手く、悔しいところだ。
家の建具も子供が落書きしても直ぐ落とせる建具にしたり、
業者頼み和室の家で畳を一斉に変えたりとした。
母子(おやこ)が入院中に暇持て余した俺が庭に植えた庭桜がすくすく根付いていく。
妻の言葉を忘れないが桜を毎年見ながら過ごしたいとか話す妻にできることだろう思ったからだまぁそれは喜ばれた。
花咲くようなったらここで桜見だねと妻が言ってくれたから。

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