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4月の庭木

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テーマ:小説 > 短編

2016/10/18 14:35:40

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無論、気持ちのいいことでもないし何度も妻の怯える様なことをされたくもない。
妻にとっておれの叔父、血縁でもないし本来なら妻にとって婚家の縁遠い親戚にあたる。
それまでの他人だったのだから、そのくらいの感覚あってもいいはずだ。

彼女は直ぐに完全に壊れて消え入りそうな儚さがある、守りたい思える愛おしいところだろう。

妻が泣くたびに妻に対して悪いが…俺以外の男を愛せないことを心から安心させるのだ。
電話越しなら難なく他の友人である男の人とも話せるものの、実際顔合わすとなれば違うのだから男性に対して恐怖心は完全には拭えきれてないのだろう。
それでもそんな中で俺だけ夫として、男性と認識しつつも甘えてくるのだから浮気などと疑う必要すらない。よく嫉妬はしないのか?と聞かれるが、普通の状況ではなくおびえつつも俺の周りに対しては少なくとも普通に対応しようと努めてる妻を知ってるからこそ、信じていられる、そんな状況でよくある独占欲は満たされているのだから。

妻の弱さも強味も俺には魅力だった。

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