七色の恋~赤い糸、結びました

ナナコの恋の物語

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2016/10/18 09:47:44

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「一番手は言い出しっぺの塚本が行けよ」
 
 
 
結城先輩がダイの肩を押す。
 
 
 
明らかに残念そうな顔をしながら
 
「じゃー、キイ、行くか」と
 
中へ入って行く。
 
 
 
「そんな嫌そうな顔しないで下さいよ。私だって塚本先輩となんて嫌です」
 
 
 
「はー?」
 
 
 
バシバシと叩き合いながら
 
二人は真っ暗な入口へ入って行った。
 
 
 
「三分くらい待ってから次な~」
 
 
 
結城先輩が鮫島くんをつつく。
 
 
 
「俺が二番っすか?」
 
 
 
「うん。早めに行って塚本と岸谷の様子見てきてよ(笑)」
 
 
 
「ちゅーとかしてたらどうすればいいんですか?(笑)」
 
 
 
ちゅ、ちゅー?!
 
 
 
「えっ?! ダイとキイちゃんって付き合ってるんですか?!」
 
 
 
思わず二人の会話に割って入った。
 
 
 
ダイって呼んでるんだって
 
軽くからかわれた後
 
結城先輩は考え込むようにして言った。
 
 
 
「付き合ってはないと思うけど、いい雰囲気だよなあ?」
 
 
 
その言葉は自分も感じていたことで
 
胸の奥にチクリと刺さった。
 
 
 
「つ、付き合ってないし! サヤカは他に好きな人がいます!」
 
 
 
すみれが声を張り上げた。
 
 
 
「え? マジで?」
 
 
 
鮫島くんが小柄なすみれを見下ろす。
 
 
 
「本当だよっ」
 
 
 
「俺がサヤカに聞いた時にはいないっつってたのに」
 
 
 
だって
 
キイちゃんが好きなのは
 
鮫島くん……のはず。
 
 
 
「誰誰~?」と結城先輩も
 
興味津々で聞いた。
 
 
 
「それは、私からは言えませんがっ。鮫島、そろそろ行こ」
 
 
 
すみれが鮫島くんの袖を引っ張って
 
暗闇に進んで行った。
 
 
 
「あー、逃げられた(笑)」
 
 
 
結城先輩が笑って
 
私の方を振り返った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
tbc

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