七色の恋~赤い糸、結びました

ナナコの恋の物語

  • 記事数 48
  • 読者 2021
  • 昨日のアクセス数 326

orange26*順番

しおりをはさむ

2016/10/18 09:47:44

  • 99

「一番手は言い出しっぺの塚本が行けよ」
 
 
 
結城先輩がダイの肩を押す。
 
 
 
明らかに残念そうな顔をしながら
 
「じゃー、キイ、行くか」と
 
中へ入って行く。
 
 
 
「そんな嫌そうな顔しないで下さいよ。私だって塚本先輩となんて嫌です」
 
 
 
「はー?」
 
 
 
バシバシと叩き合いながら
 
二人は真っ暗な入口へ入って行った。
 
 
 
「三分くらい待ってから次な~」
 
 
 
結城先輩が鮫島くんをつつく。
 
 
 
「俺が二番っすか?」
 
 
 
「うん。早めに行って塚本と岸谷の様子見てきてよ(笑)」
 
 
 
「ちゅーとかしてたらどうすればいいんですか?(笑)」
 
 
 
ちゅ、ちゅー?!
 
 
 
「えっ?! ダイとキイちゃんって付き合ってるんですか?!」
 
 
 
思わず二人の会話に割って入った。
 
 
 
ダイって呼んでるんだって
 
軽くからかわれた後
 
結城先輩は考え込むようにして言った。
 
 
 
「付き合ってはないと思うけど、いい雰囲気だよなあ?」
 
 
 
その言葉は自分も感じていたことで
 
胸の奥にチクリと刺さった。
 
 
 
「つ、付き合ってないし! サヤカは他に好きな人がいます!」
 
 
 
すみれが声を張り上げた。
 
 
 
「え? マジで?」
 
 
 
鮫島くんが小柄なすみれを見下ろす。
 
 
 
「本当だよっ」
 
 
 
「俺がサヤカに聞いた時にはいないっつってたのに」
 
 
 
だって
 
キイちゃんが好きなのは
 
鮫島くん……のはず。
 
 
 
「誰誰~?」と結城先輩も
 
興味津々で聞いた。
 
 
 
「それは、私からは言えませんがっ。鮫島、そろそろ行こ」
 
 
 
すみれが鮫島くんの袖を引っ張って
 
暗闇に進んで行った。
 
 
 
「あー、逃げられた(笑)」
 
 
 
結城先輩が笑って
 
私の方を振り返った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
tbc

同じテーマの記事

関連するブログ記事

  1. 次の日曜日。キイと一緒にダイたちの学校の近くの...

  2. しばらくすると不意にダイが笑い出した。「岸谷がキ...

  1. コンビニから帰るとキイと鮫島くんは二人でゲームをして...

  2. 例のメンヘラヒナちゃん「〜デートちゅ。」なにこの気味...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

12/11 編集部Pick up!!

  1. 離婚する為に部屋を探す女性
  2. 出産したら義母に話したい事
  3. 長年の不妊治療の末に妊娠し流産

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3