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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)女心と空模様15

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/18 06:57:02

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金曜日の11時過ぎの電車は思った以上に混んでいた。朝のラッシュと変わらない。人の波に押されて、榊先輩の胸に密着する。
「ご…ごめんなさい…」
「いや…いいよ」
私の横には部長。
「すごいな…いつもはタクシーで帰るから、こんなに混むんだな…」
部長の手が背中に回る。まるで人の波から私を守るような手。不思議と嫌な気にはならなかった。

電車が揺れるたびに、その手は私を強く支える。馴れないハイヒールと少しの酔いが、私の体を揺らす。そのたびに、私の体は部長に、支えられ、榊先輩の胸にもたれる。
「す…すみません…」
「気にするな…」
「ああ……構わない…」

あーなんだろ……すごく安心する…

私は目の前の大きな胸にすっぽりと収まる。

こんな風に男の人に甘えるの…
何年ぶりかな……

爽やかなコロンの香りがほのかにする。

知らなかった……こんな香りつけてたんだ…

仕事と家の往復。たまの合コンも惨敗。男の人の温もりに飢えている私には、なんとも言えない誘惑。

はーなんだろ……
私、欲求不満?

私を支えていた背中の手がゆっくり動いた。その手は下へ下りていく。

え?

横の部長を見上げる。その目は私を見ることなく、榊先輩と仕事の話をしている。私の腰を通り抜け、臀部へ。その形を確かめるように撫でる。

部長のスーツの袖を思わず掴んだ。
「ん?どうした山田?」
「……いえ……ちょっと…気分が…」
「そうか?大丈夫か?」
何食わぬ顔をしているのに、その手は私の臀部を撫でている。

「次は○○駅」
「私、ここで下ります!」
「山田、漫画は?」
「今日は酔ってるのでまた、今度お邪魔します!」
「おい、山田?」
私は逃げるように、電車を下りた。

部長の手の感触が、背中や臀部に残っていた。

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