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ジンさんのセックス~時々 妄想

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小説)女心と空模様13

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テーマ:小説 > 恋愛

2016/10/17 20:52:31

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出された大ジョッキのビールをゴクゴク飲んだ。
「あー!美味しい!」
一気に半分ほど飲み干す。
「いい飲みっぷりだな!」
榊先輩はニコリと笑う。笑うと目がなくなる榊先輩の笑顔が、なんだか今は心地いい。
「はい!やっぱりお酒……大好きです!」
「そうか……もっと飲めよ…企画書も終わったんだし」
「はい!」
榊先輩は、料理が運ばれてくると、すぐに私の取り皿にのせてくれた。ジョッキが空になると、何を飲むか聞いてくれ、頼んでくれる。

こういうの……いいかも……
ほんと……榊先輩…優しい!

「え!先輩も好きなの?」
「ああ…全部揃ってるぞ!」
「あれ、いいですよね!試合のシーンなんかはもう迫力満点で!」
「お前、なかなか通だな!俺も試合のシーンは好きだぞ!あと練習のシーンとか…」
高校生の時はまったスポーツ漫画。それがきっかけで少年漫画が好きになった。毎週買う少年漫画。その話から、私がはまったスポーツ漫画を全巻、榊先輩が持っているとのこと。
「あーずっと読んでないなぁ、あれ…」
「そうなのか?じゃ、うち来れば?」
「……へ?」
二人の時が止まる。
「いや…別に漫画読むだけだろ?」
「う……うん…もちろん!」
「じゃ、いいだろ……」
「……うん」
何となく恥ずかしくて、急に榊先輩の顔が見れなくなる。

「じゃ、そろそろ解散にするか…」
部長の声がかける。
「えー?もうですか、佐藤さん!」
「明美さん、だいぶ顔 赤いですよ?」
部長の手が明美の頬をソッと撫でた。

何……これ……

「今日は俺が払うから……」
伝票をもって、私の横を通り抜ける。明美が私に駆け寄る。
「ねぇ、脈あるかな?!」
「ど…どうだろ……」
「榊さん、見ました?私、佐藤さんめっちゃタイプなんですよー!」
「そうなの?いいんじゃない?なぁ、山田!」
「ええ……」
私は明美の顔が見れなかった。

なんだろ……なんで…こんな……

胸の中の小さな痛み。会計をする部長の背中が目にとまる。私はその背中を見つめていた。

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