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しのぶ

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796 とんでもないのが

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テーマ:雑感 > 人間関係

2016/10/17 17:01:47

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今日はいつもよりも少し忙しくて、それ以上はマキちゃんと話すこともなく、仕事を続け、気がつけば昼をとっくに過ぎていた。
洋平も帰ってこない。
マキちゃんと遅い昼食を摂ることにした。
相変わらずのおにぎり、それにマキちゃんは健人の昼を用意したついでのおかず。

『いいんですよ。同じものを食べているんだから。』

『はいはい、ごちそうさまです。』そろそろ片付けてまた仕事と思っていた時、来客だと、事務所の子が言ってきた。

誰だろう?

若い女の子だとか、知らないな、若いのは、山下カヨコ。知らない。

ドアの鍵を開けたら、いたのはあのアキナ。
なにしにきたのか。

『ちょっと聞きたい事があって。』

『忙しいんで時間がないの。出直してもらえます?』

『あのチョットでいいの。時間は取らせない。』

『困るな。
じゃ待てます?切りがつくまで。』

『うん、いいよ。』

『それなら、トイレは向こう、給湯室はあっち。あ、あそこから先へは行かないで、事務所が違うから。』

マキちゃんが小さな声で

『知ってるんですか。大丈夫でしょうか。』

『ウロウロされたら気になるけど我慢して。
待てるかどうか、嫌になったら帰るかもしれない。』

それから暫く仕事を続けた。思ったよりも静かにしている。

2時間ほど経った頃やっと切りがついて、見たらソファーで居眠りをしている。いい根性してるわ。

マキちゃんにコーヒーを淹れてもらって、それを鼻先に持って行ったら、パチリと目を開けた。

『終わった?』

『はい、お待たせしました。
話しを聞きましょうか。』

『あのさ、仕事なんだけど』

『ちょっと待って。その口の中のもの出してくれる。ものを聞くのにガムをくちゃくちゃするのはないでしょう。』

眠っている間も口の中に置いておくなんて器用だ事。よく飲み込まなかったものだ。

それをぺっと手のひらに出すと、そのままゴミ箱へ。行儀が悪いぞ。

『はい、話して。』

『あんたがやってる仕事って、儲かるの?』

『儲かる?』

『子どもを学校へ出せるくらいって、学校行かなかったら食べていける?ってか、余裕あるよね。』

『余裕があるかどうかは、仕事がどれくらいできるかどうかだけど。』

『あたしにもできる?』

『できるわよ。勉強したら。』

『え、勉強するわけ。』

『そうよ、勉強と言うか訓練だね。』

『あんた、教えてはくれないの。』

『無理ね、仕事しないといけないし、私は教えるほど時間もないし、気もないの。
それが聞きたい事なのかしら?
それなら専門学校へでも行くといいわよ。
教えてもらう気があるなら、通ったらいいんじゃないの?』

『いまさら学校なんて。あたしさ、ここで働くから、教えてよわ。早くお金稼ぎたいんだ。
昼間の仕事にしたいし。』

『残念ながら、ここでは募集はしてません。
即戦力なら考えるけれど、そうでなければ必要ではないの。
それにすぐにはお金にはならないわよ。』

とんでもないのがやってきた、

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コメント6

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  1. しのぶさん(99歳)ID:5425397・10/17

    ホノカさん
    作られた環境で、現実的ではない世界で、少しばかり気持ちが荒れちゃったのかもしれません。

    地道にって言うのがまだ理解できないんだろうね。
    見かけ派手な世界だからね。

    お金の為に笑うのではなくて、自然と笑顔になれるようになって欲しい。
    きっと気持ちが変わってくると思います。

  2. しのぶさん(99歳)ID:5425394・10/17

    ココロさん

    まだこころがアンバランスなのに、大人社会の嫌なもの見ちゃったのかな。

    一番楽しい年頃、自由だし、働けるし、勿体無いよね。

    そう、努力、それに尽きるよね。
    わかるといいな。

  3. しのぶさん(99歳)ID:5425350・10/17

    リーズさん
    ああ、そうだった。

    いっそでっかい岩塩の塊でも置こうかな。

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